Hedy Lamarr（ヘディーラマー）。
日本ではあまりその名が
知られていないと思うのですが、
実は、彼女はとんでもない女性なのです！
出典：http://www.miguelgarciavega.com/hedy-lamarr-el-glamour-de-la-inteligencia/
Hedy Lamarrヘディーラマーって誰？
Hedy Lamarrヘディーラマーは、
類まれな美貌をもったハリウッド女優です。
1940年代のムービースターとして活躍し、
これまでスクリーンに現れた美しい女優の一人と言われています。
出典：http://northone.deviantart.com/art/Hedy-Lamarr-275220738
しかし、それだけではありません。
彼女は、数学者、科学者としての顔を持ち、
全く違うフィールドでの活躍の実績も・・・。
実は、Hedy Lamarr（ヘディーラマー）は、
現在私たちの生活になくてはならない存在となった
携帯電話、そして無線LANのもとになる技術を
作り出した発明家としても知られているのです！
美貌 × ハリウッド女優 × 発明家！
この奇想天外な組み合わせを
現実のものにしたHedy Lamarr（ヘディーラマー）。
天は彼女よに二物（三物？）を与えたもうた・・・！
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Hedy Lamarr（ヘディーラマー）の歩み
Hedy Lamarr（ヘディーラマー）は、
1914年11月9日にウィーンで生まれました。
本名は「Hedwig Eva Maria Kiesler」。
ユダヤ人で、
父親エーミール・キースラー（Emil Kiesler）は
レンベルク出身の銀行家。
母親ゲルトルート・リヒトヴィッツ（Gertrud née Lichtwitz）は
ブダペシュト出身のピアニスト。
裕福で、芸術にも恵まれた環境の中で
育ったと思われる彼女の憧れは女優で、
17歳の頃、ついに初舞台を踏みます。
そして、19歳の時に出会ったのが、
グスタフ・マハティ監督の作品。
その作品は、チェコ映画で
タイトルは『春の調べ』。
へディーラマーはヘディ・キースラーという名前で出演します。
初老の夫との結婚生活に耐える若い妻が“性の解放”に目覚めてゆくさまを芸術的趣向を凝らして描き、国際的な注目を集めた最初のチェコスロバキア映画。
公開当時にはヘディ・キースラー(後のヘディ・ラマー)が瞬間的だが全裸で画面を横切る場面が話題を呼んだ。
出典：http://intro.ne.jp/contents/2007/12/08_1523.html#07
性の解放を謳った内容で、ヒロインのエヴァ役として
一糸まとわぬ姿でスクリーンに現れた彼女。
こうした形での露出は、映画史上初めてだったと言われており、
当時相当な話題を呼んだようです。
へディーラマーは、その後、
1933年に、
20歳で大富豪でもあるフリッツ・マンドルと結婚。
フリッツ・マンドルは、ユダヤ人武器商人を営んでいましたが、
嫉妬深い夫が愛妻のヌードが映る「春の調べ」のフィルムを買い占めようとしたり、
豪奢な館に妻を閉じ込め束縛しようとしたため、
召使のコスチュームを着て屋敷を抜け出し逃亡したとの逸話も。
そこで、ヘディラマーが向かった先は、イギリス。
ロンドンの地で、へディーラマーは人生の転換期を迎えます。
ちなみに、この時、彼女は自身の宝石を売って
ロンドンまでの旅費を得たのだとか。
出典：http://ima.goo.ne.jp/column/article/1852.html
彼女の人生を変えるきっかけとなったのは、
映画プロデューサーのルイス・B・メイヤーと出会い。
彼女は、「ヘディ・キースラー」から「ヘディ・ラマー」に
芸名を変えてハリウッドへのデビューを果たし、
セシル・B・デミルの『サムソンとデリラ』などに出演、
人気女優の階段を駆け上がります。
出典：http://ameblo.jp/audrey-beautytips/entry-11465460919.html
「ヘディ・ラマー」の黒髪を真ん中分けにした髪型の美しさに魅せられ、
『風と共に去りぬ』では、ヴィヴィアン・リーが
真似をして、瓜二つの顔になったというエピソードも…！
一方で、
最初の夫との結婚生活を通じて得た無線の知識を元に、
Hedy Kiesler Markey の名で
作曲家のジョージ・アンタイルと共に
周波数ホッピングスペクトラム拡散に関する特許を取得。
取得年：1942年
特許番号：2,292,387
名称：”Secret Communications System”
アメリカの国防総省に取り上げられるも採用されず、
その後80年代半ばまで機密扱いされたとか。
この技術が、現在、
今の携帯のCDMA方式やLTE（Long Term Evolution）の元になり、
携帯電話・無線LANに応用されているそうです。
“周波数ホッピングスペクトラム拡散”は当時の米国国防省で
機密扱いになっていましたが、
時を経て解禁され、1997年の「EFF Pioneer Awards」特別賞を受賞。
へディーラマーは2000年に85歳で生涯を閉じましたが、
ようやく時代が彼女に追いついた21世紀直前、
80歳を過ぎて、栄えある賞を受賞することになったのです。
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Hedy Lamarr（ヘディーラマー）にGoogleがお祝い！？
そんなHedy Lamarr（ヘディーラマー）に、
Googleからお祝いが届いています！
そう、11月9日はへディーラマーのお誕生日！
しかも、生誕101年にあたります。
これを記念して、YouTubeでアニメーション動画が
Googleによって製作されました。
美しく、現在につながる画期的な功績を遺した
彼女を称える内容になっています。
へディーラマーの歩みについては、こちらのサイトで詳しく紹介されています。
ご興味のある方はあわせてどうぞ☆
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