四角いスイカをご存知ですか？
めずらしい形状とサイズのフルーツゆえ、
海外からも注目される
四角いスイカ。
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香川県善通寺市の
特産品として、
特許もとられている
四角いスイカ。
実は、
海外に輸出され、
驚きの高値で取引される一方、
値段と全く釣り合わない味のまずさが
別の意味での評判になっている、
とのエピソードもあるそうな。
そこで、今回は、
何かと話題に事欠かない
異端児「四角いスイカ」をテーマに、
以下のトピックでお届けします。
目次
四角いスイカの値段価格は？
四角いスイカは、
香川県善通寺市の特産品。
サイコロのような独特な形をしていて、
「スイカは丸い」の常識を覆す
「四角スイカ」として、
形状のめずらしさから、
人気を評しています。
四角いスイカは、
一辺が約20センチ四方。
大きさは、
通常のスイカと比べて、
大きく変わらない一方で、
そのいでたちとは裏腹に、
市場価格については、驚きの高値で
取引されています。
気になるお値段は、
なんと、
１個１万円以上！
なかなか気軽に手の出る
価格帯ではない
四角いスイカ。
東京や大阪のデパートなどが、
主な購入先なのだとか。
四角いスイカの味まずいのは何故？
スイカはスイカでも、
超高値で取引される
高級品の四角いスイカ。
スイカと名がつくので、
味は変わらないのかと思いきや、
高値の取引価格とは裏腹に、
味は「まずい！」とのコメントが…。
なぜ、四角いスイカは、
美味しくないのか？
それには、ワケがあって、
四角スイカは食用ではなく、
ディスプレー（鑑賞）用に
日持ちをさせる目的で、
十分熟れない状態で収穫されるため、
なのだとか。
よって、
形はめずらしいものの、
値段の割に、
スイカとしての風味はおいしくない、
食用には向かないスイカとして、
流通することになるようです。
ちなみに、
四角いスイカは、
キッチリおさまる四角い箱に
入れられて出荷されます。
整然と並んだ箱に、
綺麗におさまるスイカたち。
そんな四角いスイカたちの
収まり具合に、
こんなコメントも寄せられていたり・・・。
●四角スイカは、箱詰めとかで無駄が少なさそうだな。
お値段は高いのに、
鑑賞目的で、
味わいはイマイチ・・・
四角いスイカは、
なんとも、育てるのに手塩のかかる
文字通りの「箱入り娘」ともいうべき、
贅沢なスイカのようです。
四角いスイカの栽培方法は？
本来丸く育つはずのスイカは、
どのようにして、
四角く整形されるのでしょうか？
四角いスイカの栽培方法は、
至ってシンプル。
まず、スイカの苗を
４月に苗を植えつけます。
そして、
５月中～下旬頃、
スイカの実が直径１０センチほどになる
タイミングを見計らって、
スイカを強化プラスチックの
立方体容器に入れて、
成長させることで、
四角い整形スイカになるようです。
この栽培方法は、
1970～1980年頃に開発され、
特許取得済だそう。
こうした事情を背景に、
四角いスイカは、
善通寺市の特産品となっています。
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四角いスイカの切り方は？
四角いスイカの切り方には、
特段ルールはない様子。
そもそも、
食用目的で栽培されていないので、
切って食べることが想定されていない、
とも言えそうです。
とはいえ、
四角いスイカの中身や
味が気になる方も多く、
実際にカットして中身を確認する方も。
その場合、
大抵真半分になるよう、
中央線で割ることが多いようです。
熟れる前に収穫されるとのことで、
中身は白いのかと思いきや、
案外赤みがかっていて、
甘さはさほどではないけれども、
食べることはできた、という声もちらほら。
実は、
四角いスイカの味と大きさに関する
真面目な研究が行われている様子で、
適度な大きさに育てることができれば、
成長後の大きさに従って、
果肉の美味しさもよくなる、
といった相関関係があることを
示した論文も書かれているようです。
「食べられる四角いスイカの栽培方法」
についての調査結果によると、
カタチと味のせめぎ合いがある様子。
一辺が、17.5センチメートル以下の
立方体だと、
整形が美しく成功しやすい一方で、
果肉の成長が悪く、
黄身がかった果肉が残るそう。
一方、
一辺の長さを、
20センチメートルぐらいまで許容すると、
赤い果肉が増えて、
味もよくなるようです。
四角いスイカは通販で買える？
四角いスイカは、
通販でも購入できます。
例えば、冒頭でご紹介した
香川善通寺産の四角スイカは、
「縞王」 というブランド名で、
楽天市場上でも取り扱いがあります。
但し、
予約品として、
発注期間や個数が限られているケースも。
今年は、楽天市場の場合、
5月20日～6月20日までの
期間限定で、注文が可能で、
お値段は、1個あたり15,500円で、
取引されるようです。
なお、
出荷は6月下旬～7月下旬の
タイミングが想定されているようです。
また、
四角いスイカは、空調設備のある
涼しい室内であれば、
数ヶ月間の展示が可能とのこと。
但し、展示環境にもよりますが、
数カ月を過ぎると、
四角い形状の維持が難しくなり、
次第に角が丸くなっていくのだそう。
四角いスイカは、
収穫後も、生きているのですね。
というわけで、
話題性のある四角いスイカは、
通販で購入することも可能ですが、
いつでも注文できるわけではないので、
贈答用にしたり、
個人で入手する場合には、
タイミングを見計らって
オーダーする必要がある点を
おさえておくとよいでしょう。
台湾で仰天スイカ発見！上には上が…
いかがでしたでしょうか？
四角いスイカについて、
各種エピソードとともにご介してきましたが、
世界は広く、本当に様々な発想や、
それを実際に具体化してしまう
エネルギッシュな方がいらっしゃるようです。
例えば、
こちらのスイカは、
「恋人のスイカ」と呼ばれる
ハート型のスイカ。
結婚式にでも使えそうな
見事なカップル仕様の形状です。
出典：http://www.afpbb.com/articles/-/3137883?pid=
そして、実は、
日本で四角いスイカが
話題になっている頃、
台湾では、なんと、
「豚の形をしたスイカ」が話題になっていました。
↓その写真がこちら。
出典：http://www.taiwannohannou.com/archives/26511959.html
本当に、
びっくりするぐらい、
豚の形をしていますね！！
そして、
この豚のスイカに対する
台湾の方々の反応。
●凄すぎ！！（Chen Man Hua ）
●緑の子豚、可愛い！（曾達宏）
●重要なのは、誰がこれを食べる勇気があるのか？と言う事だよね。（Cher Lu）
●こんなのどうやって食べれば良いと言うんだ？（張鋆凱）
●これはもったいなくて、食べれないね。（Calvin Wang）
●すっごく可愛い！買いたい！（林穎瑄）
●貯金箱にできるかな？（Tony Chen）
ちなみに、
ニュースによると、
この豚のスイカは、
もともと飾り用に造られた、
とのことで、1年間飾っておける、
とのこと。
そんなに飾って、
生ものなのに、傷まないのかな…？
というのが、率直な疑問ですが、
食べない前提で、
熟れない状態で収穫すれば、
それも可能、ということなのでしょうか。
ちなみに、
豚のスイカ、
気になるお値段は、
1個2000元（約6,000円）とのこと。
日本の流通価格に比べると、
お買い得感があるように見えるのは、
気のせいでしょうか？
お中元など、
贈答用に重宝されそうですね。
四角いスイカは先代の知恵の結晶
いかがでしたでしょうか。
四角いスイカが造られたきっかけは、
もともと、スイカの産地だった
香川県で、アイスクリームなどの市販品に
押されて、スイカの売れ行きが落ちた時に、
先代が考案した、
新たなスイカの販売方法だったようです。
ちなみに、
完熟の四角いスイカも
育てることはできるものの、
完熟で収穫した場合、
食べごろまでにディスプレイして
楽しめる期間が、
流通のための日数を除くと、
わずか数日から1週間程度と
なってしまうという難点があるそう。
美味しさと、
ユニークな形のせめぎ合いは、
今後も続きそうですが、
豊かな発想から生まれた
四角いスイカが、今後も末永く
愛され、観る人の笑顔を
増やし続けることを願ってなりません。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
どうぞ他の記事も、
ごゆるりとお楽しみ下さい。
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