今年の大河ドラマ『真田丸』は、
戦国武将の中でも、ずば抜けた人気を誇り、
ゲームでもお馴染みの真田幸村が主人公です。

これまで、多数の作品の中に
テーマとして取り上げられてきた幸村ですが、
実は、大河ドラマの主人公として
演じられるのは初だということをご存知でしたか?

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幸村のほかにも、これまで
大河ドラマの主人公としてとりあげられていない人物で、
今後の作品を通じて、
ぜひ大河ドラマ化してほしい!という声が大きい人物は
たくさんいるんです。

なんでも、大河ドラマの中身を決める
NHKのご担当者の頭の中には、常に
総勢19人ほどの候補者が並び、ひしめきあっていて、
主人公に抜擢される確率については、
ある意味「五輪よりも壮絶」(?)なんだとか。
出典:http://bushoojapan.com/book/2013/10/05/7033#19

そんな、今後の大河ドラマの主人公予測を
占う上で、興味深い調査結果を
R25の記事の中に見つけました。

これまで大河ドラマの主人公になっていない人物のなかで、「ぜひこの主人公の大河ドラマが観たい!」と思う戦国時代の人物について、20~30代の社会人男性200人にアンケート調査してみた(協力/アイ・リサーチ)。

〈大河ドラマ化してほしい戦国時代の人物TOP10〉
(上位3位まで選択。1位3pt、2位2pt、3位1ptとして集計)

1位 明智光秀 206pt
2位 服部半蔵 151pt
3位 前田慶次 150pt
4位 石田三成 104pt
5位 長宗我部元親 69pt
6位 竹中半兵衛 68pt
7位 風魔小太郎 64pt
8位 本多忠勝 59pt
9位 今川義元 58pt
10位 加藤清正 50pt

出典:http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20150609-00042818-r25

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このランキングにはひとつの特徴があり、それは
小説や漫画、ゲームでキャラクター化された
人物のうち、人気の高いキャラが多数含まれている点です。

1位は「本能寺の変」で、
歴史上もその名を知られる「明智光秀」。

3位の「前田慶次」は、
『一夢庵風流記』を原作にした『花の慶次 -雲のかなたに-』で
人気が急上昇しました。

今回のアンケートでは、忍者、
いわゆる「忍び」もランクイン。
2位の服部半蔵と、7位の風魔小太郎がこれにあたります。

では、何故これらの人物が大河で観たいのでしょうか?
1位から5位までの人物について、
観たい理由を抜粋しました。

●1位 明智光秀 206pt
「信長視点からは描かれるが明智視点からはあまり見たことがないから」(32歳)、「裏切り者としてではなく、一人の男としてスポットをあてれば面白いと思う」(23歳)、「織田信長を暗殺する側の視点の物語を見たことがない気がするから」(28歳)など、「信長を殺した裏切り者」として描かれることが多い明智光秀の、違った一面を描いてほしいという声が多い。ちなみにNHKの大河ドラマではないが、2007年にはフジテレビで『明智光秀~神に愛されなかった男~』(主演は唐沢寿明)というスペシャルドラマが放送されたことがある。

●2位 服部半蔵 151pt
「忍者に関する人だから興味がある」(23歳)、「忍者が主役で!」(25歳)と、「忍者が主人公の大河ドラマ」を熱望されているのが服部半蔵。のちの小説、漫画などでは「戦国時代に活躍した忍者」として描かれるが、実際の服部半蔵(正成)は、徳川家に仕えた戦国武将だったようだ。

●3位 前田慶次 150pt
「漫画などでも一番有名だから」(29歳)、「漫画で好き」(35歳)、「やはり歌舞伎者で有名な前田慶次、どんな人生を歩んだのか ドラマにしてみてみたいから」(38歳)など、『北斗の拳』の原哲夫が描いた“傾奇者(かぶきもの)”のイメージが男子の心を捉えている様子。

●4位 石田三成 104pt
4位は関ヶ原の戦いで西軍を率いた石田三成。「関ヶ原の戦いが見たい」(32歳)、「どのようにして家康に敗れたのか知りたいから」(37歳)、「今まで主役級の扱いがない武将だから」(33歳)など、徳川家康に最後まで抵抗した戦いぶりが注目されているよう。

●5位 長宗我部元親 69pt
「いままで取り上げられていないが地方覇者には間違いないので」(39歳)、「あまり、知らないからテレビを通じて勉強したいし、名前からもすごく興味をそそられる」(34歳)などのコメントが集まったのが、四国を統一した戦国大名・長宗我部元親。「海賊イメージが強いから、大河ドラマになったらどんな風になるのか気になるから」(26歳)という声もあったが、これはゲーム『戦国BASARA』シリーズの設定からのイメージのようだ。

出典:http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20150609-00042818-r25

明智光秀が1位に輝いた理由には、
この他にも、謎が多すぎる、不可解な噂が多い、
といった点に関する理由も寄せられている。

最近になって本能寺の変は、明智光秀単独による判断ではなく、
徳川家康の命令をうけて信長暗殺を
決行したといった説も主張されており、
そのナゾは深まるばかり。

大河ドラマには、
実のところ、歴史に直接描かれない謎やスキマが
描かれる楽しみもある。

ここは脚本家の力量による部分も大きいものの、
いかに物語を膨らませて、それぞれの人物像が描き出されるか、
という点も、大河ファンにとっては楽しみな部分であり、
謎が多ければ多いほど、物語性は豊かさを増し、
観る者を引き込む力を持つ可能性が十分に考えられるのです。

実は、「明智光秀」に関しては、
「夢大河」というキーワードを上げて
熱烈な大河ドラマ化への誘致合戦が行われています。

長岡京市・宮津市・京丹後市、亀岡市・福知山市・大山崎町、舞鶴市など
いくつかの街が協賛して展開しています。

このうち、明智光秀ゆかりの地は「亀岡市」なのですが、
実は、明智光秀には美しい娘がおり、
三女の「明智 珠」は細川忠興の正室で、
壮絶な人生を歩みます。

その細川珠こと細川ガラシャのゆかりの地は「長岡京市」で
この街では、毎年ガラシャ祭りが秋に開催されています。

もしかしたら、
数年後の大河ドラマ候補として採用されるかもしれず、
今後の大河ドラマの展開からも、目がはなせません!

最期まで、お読みいただき、ありがとうございました。
他の投稿も、ぜひごゆるりとお楽しみ下さい。

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