今回は、
ピアノのレッスンノートを
テーマに、中身の書き方や
活用術、手作りの方法を、
無料ダウンロードサイトとともにご紹介します。

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ピアノレッスンノートとは?

ピアノレッスンノート中身書

ピアノを習い始めた方にとって
手元にもっておくと便利なのが、
「ピアノレッスンノート」。

ピアノ上達のためには、
日々の練習が欠かせません。

ピアノレッスンノートは、
そんな日々の積み重ねの足跡を
記録しておくためのノートです。

●どんな曲目を練習したのか。

●お教室でのレッスンで、
先生からどんなコメント
いただいたのか。

●何を目標に練習し、
何を達成できたのか。

曲が作られた背景
作曲家についての調査と理解

●自分で実際に、
曲を弾いてみて感じた気づき

などなど、
ピアノレッスンノートに
記録する内容は、
枚挙にいとまがありません。

そして、長くたまると、
ピアノレッスンノートは、
自分のピアノの道のりを
過去に遡ってなつかしく思い出す、
まるで、アルバムのような
存在になります。

また、それらを通じて、
ちょっぴり客観的に
自分のピアノレッスンを
見返すことができたりします。

ピアノレッスンノートは自己分析ツール

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2018年、フィギュアスケートで
オリンピック金メダル二連覇の
快挙を成し遂げた、羽生結弦選手も、
常々自分のスケーティングを
振り返っては、記録をつけていたそうです。

うまくいった時も、
うまくいかなかった時も、
その理由や原因を常々振り返りながら、
記録をたどりつつ、
分析していたとのこと。

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そして、
ご家族に支えられながら、
ジャンプが不調なとき、
五輪直前の怪我で練習ができないときなど、
困難な状況の中であっても、
うまくいったときの条件や感覚を思い出し、
地道な調整を重ねていくことで、
大舞台での成功につなげたのだそう。

フィギュアスケートも
ピアノも、日々の研鑽あっての
作品作りという点で
共通しているように思います。

ピアノレッスンノートは、
ピアノ上達のために活用できる
自己分析ツールでもあるのです。

ピアノレッスンノートは手作り有料どちらがいい?

いざ、
ピアノレッスンノートを持とう!
と思ったときに、問題になるのが、
その入手方法。

有料で書籍購入、
無料でダウンロード、
完全に手作り、
などなど、いろいろな方法がありますが、
メリット、デメリットはあるのでしょうか?

ピアノレッスンノートは、
有料で販売されていて、
およそ400~500円程度で購入できます。

例えば、
こちらは、ますこしょうこさん監修
「ぐんぐん伸びる-れっすんのーと」の
見本ページ。

ピアノレッスンノート手作り方法活用術
出典:https://www.amazon.co.jp/

また、スヌーピーや
ディズニー関連のキャラクターが入った
ものも販売されています。

こちらの内容は、
ますこしょうこさんのレッスンノートに比べると
内容がシンプルで、記入項目数が少なく、
大きく枠取りされていることが
おわかりになるかと思います。

ピアノレッスンノート有料
出典:https://www.amazon.co.jp/

このように、
ピアノレッスンノートによっても、
中身の書式が結構異なっていたりします。

有料のピアノレッスンノートの
よいところは、購入さえすれば、
手間なくその日から使えること。

但し、デザインや内容は、
商品ごとに固定化されているため、
自分好みにカスタマイズすることが
難しい、という点がデメリットでしょう。

ピアノレッスンノートは、
インターネットサイトで、
無料ダウンロードできるものもあります。
印刷とファイリングの手間を惜しまないなら、
これもよし。

但し、デメリットは、
有料のものの場合と大きな差はなく、
中身のフォーマットを
自由にカスタマイズできないこと。

ご自身にとって使い勝手のよい、
書式のレッスンノートが
うまく見つかればよいのですが、
そうでない場合は工夫が必要になるでしょう。

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ピアノレッスンノートの内容をチェック

ピアノレッスンノート手作り方法活用術

ちなみに、
レッスンノートに関する
使い方をまとめた書籍は、
ヤマハミュージックメディアからも
出版されていて、先のますこ先生の
レッスンノートには、
これだけの内容が盛り込まれています。

1. ひとりの1年をこのノートに
2. 「れっすんのーとの使い方」
3. 「前年の取り組みと、翌年に向けて」
4. 「1年後の自分と、未来の自分」
5. 「練習カレンダー」のページ
6. 「コンサート目標カード」
7. 「毎週のページ」
8. 1年を振り返って
9. 自分の「すてき! 」を見つけよう

ここで紹介されている
ヤマハのレッスンノートを
実際に購入した方の口コミを見ると、
●かなり詳しく記入しますが、レッスン内容、宿題、一言など、様子がわからない親御さんにも伝えることができます。
●使いやすく気に入っています。
といった、高評価の方がいる一方で、
●デザイン、イラストがどうにも。。。で、使うのがためらわれました。
というコメントも。

しかしながら、実は、
デザイン・イラストもさることながら、
レッスンノートに記載する内容や
ボリューム、使い方も、
レッスンの年数とともに
変化することが多いもの。

その時々で、自分好みの、
適した内容のレッスンノートに
記録をしようと思うならば、
大なり小なり手間はかかるけれども、
レッスンノートを手作りする方法が、
一番こまわりが効くと言えるでしょう。

レッスンノートの手作り方法は?

ピアノレッスンノートの
手作り方法ですが、
手作りの中でも、一番手軽なのは、
お気に入りのノート書式を
印刷する方法。

無料でダウンロードできる
レッスンノートのフォーマットが
インターネット上で
公開されていたりするので、
お気に入りが見つかれば、
画像上で「右クリック」
→「画像を保存」
あとは印刷してファイリングするだけです。

例えば、
こちらのサイトでは、
お手製のレッスンノートが、
公開されています。

http://musicbrier.blog.shinobi.jp/Entry/478/

内容も、
幼児、低学年、高学年、大人用と
バリエーション豊富です。

レッスンノートをダウンロードする場合、
自分で印刷&ファイリングする手間は必要ですが、
リングファイルにファイリングして使うことで、
ページの入れ替えや差し込みが
有料のノートに比べてしやすくなる
というメリットもあります。

ピアノレッスンノートの書き方や活用術

ピアノレッスンノート中身書

ピアノレッスンノート活用の極意は、
自分で感じたこと、疑問点や
気付きや想いを主体的に書きとめること。

こうすることで、
課題や目標が見えやすくなり、
受け身のレッスンに比べて、
上達度も上がることが期待されます。

レッスンノートは、
ノートに自分で最低限の線を引いて
必要項目を列挙、日々の記録を
シンプルにつけていくと
いう方法もあります。

例えば、
レッスン日や使用教材、
練習内容(曲目、練習回数や時間など)、
先生のコメントや自己評価、
目標の達成度や改善点など。

このとき、
リヒトラブのリングノートを使ったり、
穴のあいたルーズリーフタイプの
用紙に印刷して、
リングファイルに綴じる方法だと、
あとからファイリングしなおしたり、
途中に挟み込んだり、
ページの前後を入れ替えたりが
自由にできるのでとても便利。

よって、
この方法で作るレッスンノートを
長年愛しているという
口コミ評判も、みなさんの
レッスンノートを拝見してると、
わりと多い印象です。

なお、
レッスンノートは、
先生が、生徒さんの進捗度合いを
管理・確認する目的で使われる
場合もあり、例えば、
こちらのサイトでは、
先生向けのダウンロード用
ピアノレッスンノートが公開されています。

https://www.keiito-piano.com/download/

個人で練習する際の
ピアノレッスンノートの場合、
あると便利なレッスン記録の項目が、
先生用とは異なる点にご注意下さい。

レッスンノートを完全に手作りしてみた

特に、
幼児さんなど、
幼い時期からピアノを始める場合、
レッスンの進み具合を
シールや色塗りで視覚化できると、
モチベーションも上がり、
子ども達が日々の練習に向き合う意欲を
維持しやすくなります。

なので、
実際にレッスンノートを
使う方の用途に応じて、
記録項目を調整すると
使い勝手がよくなると思います。

近年は、かわいいイラストや
アイコンなどのフリー素材も
豊富に配布されていますので、
ExcelやWordで枠を作り、
オリジナルのレッスンノートを
拵えるのもよいのではないでしょうか。

ちなみに、
幼児用にwanpugさんからのイラストを
お借りして、オリジナルフォーマットで
ピアノのレッスンノートを
作ってみたら、こんな風になりました!

幼児向けなので、
日々のレッスンをしたら、
お花のマークの上にシールを貼る想定。

レッスンを頑張りながら、
ぬりえを楽しめるよう、
あえて色抜きのイラストを添えました。

ピアノレッスンノート手作り

ピアノレッスンノートはピアノ人生における宝物

今回は、ささやかながら、
ピアノレッスンノートに関する情報を
まとめてご紹介しましたが、
いかがでしたでしょうか?

日々ピアノを練習していると、
毎日の上達具合には、なかなか
気付きにくかったりしますよね。

それが、
1週間、1カ月、半年、1年という、
まとまった単位で振り返ると、
かつて難しく感じたり、
できなかったことが、いつの間にか
上手にできるようになっていることに、
改めて気付かされることと思います。

人生、音楽を通じて、
機会や人との巡り合いが増すことも
数多くあります。

ピアノのレッスンノートを通じた、
ご自身の成長記録が、
日々の練習をサポートすると同時に、
それらの積み重ねが、
みなさまのピアノの上達に結びつき、
人生そのものをさらに豊かに輝かせることを、
心より願っています。

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