毎年この時期が近づくと
ワクワクする方も多いのではないでしょうか?

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ギネスブックに認定された世界一大きな綱で
盛大に綱引きが行われる
那覇大綱挽まつり」は、
沖縄の熱気をおおいに盛り立てる
季節の一大イベントです。

2011年までは「那覇まつり」と呼ばれていたこの行事、
今は「那覇大綱挽まつり」が正式名称となっており、
毎年体育の日を含む3連休に行われます。

那覇大綱引き画像
出典:http://www.okinawastory.jp/oki_event/matsuri/october.html

メイン会場となるのは、奥武山公園。
お祭りの開催期間中には
パレード花火大会も行われます。

沖縄をこよなく愛する方であれば、
沖縄県民の方はもとより、観光で訪れる方も
ぜひチェックしておきたいイベントです!

今回は、そんな沖縄の要チェック祭りである
「那覇大綱挽まつり」についてご紹介します。

那覇大綱挽って何?

那覇大綱挽は、「なはおおつなひき」と読み、
全長200メートルの綱を引き合う行事です。

長さも半端ないこの綱。
引手の数も半端なく、なんと
その数1万5,000人余りとのこと!

大勢の人が集まり、熱気でむせかえる中、
白熱する引き合いは、
沖縄県内で開催される行事としては
随一の規模を誇ります。

規模だけではありません。

大綱挽の歴史は、
実に400年以上も前に遡るほど、
琉球王朝時代から続く
歴史のある由緒正しい行事なのです。

那覇大綱挽の歴史と今に残る名残

那覇大綱挽の発祥は、1450年頃と言われています。
当時、琉球王朝の祝い事や、
中国から海を越えてはるばる沖縄を訪れた
冊封使(さっぽうし)と呼ばれる使者を歓迎して
接待するための特別な国家的催しとして行われたのが
その起源とされています。

今でこそ「那覇大綱挽まつり」と
呼ばれるようになりましたが、
戦前は「那覇四町綱(なはゆまちじな)」と呼ばるなど
その呼び名も異なっていました。

しかし、中身については、名前のとおり、
当時から、四つの町と周辺の町が、西と東に分かれて
綱引きをしていたそうです。

この点は、今もかわらず
那覇市を東と西に分け、東は雄(男)綱、
西は雌(女)綱を引くカタチが残っています。

ちなみに、今は明るい日中に行われている
那覇大綱挽ですが、
かつては夜中に行われていたということをご存知ですか?

太陽が沈んだあと、暗い中にかがり火を灯して
綱引きをしていたその名残が、
旗頭の最上部に残っており、
とぅーるー(灯籠)と呼ばれる灯りが
ともされる造りになっているんだとか。

時代の変遷とともに、名残を残しながら、
愛され続けている「那覇大綱挽まつり」の
垣間見ることができるエピソードのひとつです。

さて、そんな
「那覇大綱挽まつり」は
今や沖縄観光の目玉のひとつ。

大綱挽きを一目見ようと集まる
観光客も増えており、
最近では、約28万人もの人が
那覇大綱挽をお目当てに訪れるそう。

那覇大綱挽まつり開催日は?

那覇大綱挽まつりは、
毎年10月の体育の日を含む
土・日・月の3日間に開催されます。

2016年のカレンダーでは、
体育の日は2016年10月10日(月)。

なので、
那覇大綱挽まつりは、
2016年10月8日(土)~10日(月)にかけて
行われることになるでしょう。

ところで、
それぞれの日で開催されるイベントの中身が違うので、
どの日も楽しめる内容が盛りだくさん!

まず初日は、
那覇市の中心部「国際通り」で、
パレードが行われます。
各種サークル・地域団体・伝統芸能保存会が行うもので
「市民演芸・民俗伝統芸能パレード」と称される踊りを
披露する団体の数はなんと50にも上るのだとか!

2日目の目玉は、
なんといっても大綱挽き。

ギネス認定を受けた世界一の綱が登場し、
国道58号線久茂地交差点を中心に
白熱した挽きあいが行われます。

この間、
市民フェスティバルが3日間を
通じて行われます。

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「カラオケグランプリ」が
毎年恒例のイベントとして定着しているほか、
「打ち上げ花火」も人気があり、
各種イベントがバックアップする形で
「那覇大綱挽まつり」をさらに盛り上げます。

ご参考までに、
2015年には以下の日程で行われました。

10月10日(土)
14:00~18:30/市民演芸・民俗伝統芸能パレード

10月11日(日)
11:30~17:00/旗頭行列・那覇大綱挽

10月10日(土)~12日(月)
11:00~21:00/RBC市民フェスティバル

なお、
この時期の沖縄は台風の襲来に
見舞われることもあります。

その場合は、
翌週に延期されることもあるので、
お祭りに行こう!と思っている方は、
開催日周辺の天気予報も
併せてチェックしておくとよいでしょう。

那覇大綱挽まつりの開催場所は?

開催場所は、那覇市内各地で、
具体的には以下のとおりとなっています。

●パレード、旗頭行列・・・国際通り、
●那覇大綱挽・・・久茂地交差点、
●RBC市民フェスティバル・・・奥武山公園

目玉は綱引きと思いきや、
綱引きが始まる前にも、見どころは盛りだくさんあるそう。

例えば、
旗頭(はたがしら)行列、かぬちちじ、支度といった
一連の行事が、1日をかけて行われ、
夕刻より行われる綱挽への気運と熱気を盛り上げていきます。

●旗頭(はたがしら)行列(11時30分~)
東7旗、西7旗。14の地域ごとに、伝統衣装を身にまとった団員が国際通りを練り歩く。
見せ場は、高さ7メートル~10メートル、重さ40キロ~60キロはある旗頭を男性がひとりずつ、交替で持ち上げ、風に踊らせるところ。
地域ごとに異なる装飾、文字を掲げた旗頭が空に舞う姿は圧巻。

14時30分には、舞台の中心が国道58号線の久茂地交差点付近へと移る。
交通規制を行い、中央分離帯を撤去し、全車線を使って催しが行われる。
綱挽に向け、空手演武、旗頭全旗一斉、綱寄せ、かぬちちじと伝統行事が続く。

●かぬちちじ(東西で引く前に、雄綱と雌綱をつなぎ合わせる)
巨大な綱ゆえ、引き合う前に、雄・雌2本の綱を1本につなぐ。
綱の両端は頭貫(かぬち)といって輪っか状態になっており、雌綱の輪に雄綱の輪をくぐらせ、頭貫棒(かぬちぼう)を通して結合する。
この一連をかぬちちじと呼び、大綱挽の中でも盛り上がるシーンのひとつ。

●支度(したく。歴史上の人物に扮して見得を切ること)
続いて行われる、支度(したく)にも注目。
東西の綱の上に、琉球の歴史上の人物に扮した人が登場する。

南山王・他魯毎(たろみー)vs中山王・尚巴志(しょうはっし)、
中城城主・護佐丸(ごさまる)vs勝連城主・阿麻和利(あまわり)など、
琉球の歴史上の英雄達が見得を切って対決し、引き手の士気を高める。

綱挽はいよいよ16時30分頃から。
鉦子(しょうぐ。鐘のような打楽器)の音と共に始まり、「ハーイヤ」のかけ声で約30分間勝敗を争う。

出典:http://www.tabirai.net/sightseeing/tatsujin/0000416.aspx

那覇大綱引きや関連イベント「動画」

とにかく、沖縄随一のイベントとあって、
たくさんの人が集まります。

交通規制もあります。

なので、
あまりの熱気ゆえ、
人酔いに注意が必要かもしれません。

ディズニーランドといえば、
こちらのキャラクター。

ミッキーのパレードを
楽しみに見に来る方もいらっしゃいます。

那覇大綱引きに観光客も参加できる!

ちなみに、
日本の三大祭りのひとつ、
京都の祇園祭では、一般観光客は
見るだけで参加できません。

これとは対照的に、
沖縄の那覇大綱挽まつりでは、
観光客も綱引きに参加できるため、
盛り上がることしきりです!

綱引きは、タイミングが重要。
たくさんの引き手が力を合わせ、
団結して引っ張ることで勝ち負けが決まります。

巨大な綱は大変太く、
そのままではとても握ることができません。

そこで、
たくさんの人が一緒に引っ張ることができるように、
いくつにも分かれた手綱がついていて、
その数はなんと「280」にものぼるんだそう。

那覇大綱引き画像02
出典:http://www.jalan.net/event/evt_172921/

綱引きの熱気を感じながら、
ぜひ人生の幸せも一緒に引き寄せたいものですね!

沖縄旅行を秋にしたいと思ってる方は、
ぜひ参加して、由緒ある一大イベントの
熱気と迫力を体感してみてはいかがでしょうか?

最期までお読みいただき、ありがとうございました。
他の投稿もどうぞごゆるりとお楽しみ下さい。

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