一年の最後の日を飾る「大晦日」。
京都で年越ししながら除夜の鐘をつくなら、
「知恩院」がやはりおすすめです!

ダイナミックな鐘から
導かれる風情のある音は、独特の余韻を残します。

この鐘の音を間近に聞こうと、全国から参拝客が
押しかけるほど。

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今回はどのようにすれば「知恩院」の除夜の鐘を
つくことができるのか、聞くだけの場合や
撮影のベストスポットと併せてご紹介します。
ぜひチェックいただき、大晦日に備えて下さい。

知恩院とは?

知恩院は、浄土宗の総本山です。
正式名称は「知恩院大谷寺」というそうで、
ご本尊は法然上人像(御影堂)と阿弥陀如来(阿弥陀堂)、
開基は浄土宗の開祖法然上人です。

全国に約400ほどの寺院を擁する規模を誇り、
法然上人が晩年暮らしたお寺としても知られています。

知恩院の鐘は日本三大鐘楼

実は、知恩院の大鐘楼は
日本三大鐘楼の一つです。

親綱を引く僧侶がおり、
さらに17人の僧侶が子綱をそれぞれ握り、
力をこめて鐘を撞く姿は、大変迫力があり、
大晦日のテレビ中継でも
おなじみのシーンとなっています。

偉容を誇る知恩院の三門

スケールの大きさという点では、
三門に向かうと現れる、知恩院の楼門も
我が国最大の大きさを誇ります。

高さは24メートル、横幅50メートル、
屋根瓦に至っては約7万枚を数える木造建築が
堂々とそびえ立っています。

知恩院の除夜の鐘

名前は知っているけれども、
中身は案外よく知らない「知恩院の除夜の鐘」。

知恩院の鐘には子綱が16本、親綱が1本あります。
そして、この鐘楼をつくときには、17人の僧侶が綱を持ちます。

鐘をつく数は「108回」で、
これは私たちがもつ煩悩の数と言われています。

知恩院の鐘はひとつずつ丁寧につかれていきます。

集まった僧侶たちがお経を唱える中、
子綱を手にした16人の僧侶が綱を何度かひいて
鐘をつく準備を行います。

やがて、
子綱を持つ僧侶たちが
「え~い、ひとーつ」と掛け声をかけると、
鐘側に背を向けた子綱を持つ撞き手が
「そ~れ!」という掛け声で応答します。

そして、掛け声とともに
綱にぶら下がり、体全体を
使って力のこもった一打をつくと同時に
重みと深みのある鐘の音が辺りに響き渡ります。

また、
一打つき終わるごとに、鐘の周りにいる
3人の僧侶たちはが五体投地を行います。

こうした流れで、知恩院の除夜の鐘つきは、
約1分の間隔で108回打ち続けられます。

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知恩院の除夜の鐘をつきたい!

大晦日の日、想定どおりに
知恩院の除夜の鐘をつくためには、
まず、①除夜の鐘つきのスケジュールを把握した上で、
②行き方(ルート)と③行動するタイミングを
あらかじめ考えておく必要があります。

①知恩院の除夜の鐘つきスケジュール

16:30 一般参拝終了
20:30 黒門の開門、参拝者の入場開始
22:40 除夜の鐘スタート
23:00 閉門

②行き方(ルート)

普段は円山公園や正面三門から入ることができる
知恩院ですが、大晦日の日は、
この方法で入場することができません。

鐘楼に向かうには、
三門の先にある小さい入口黒門を目指して下さい。

行動するタイミング

さて、
黒門が開門するのは20:30ですが、
確実に鐘をつくために、いつから行動するかは
悩まれるところかと思います。

ひとつの目安ですが、
最初の除夜の鐘を聞きたい!という方は、
開門1時間半前の「19時頃」、

除夜の鐘を年越しのタイミングで聞きたい!
という方は遅くとも「22時~22時半」ぐらい
までには黒門に続く行列に並んでおきたいものです。

除夜の鐘を目当てに集まる人々の
大晦日の日の賑わいは相当なものです。
この時間よりも遅くに並び始めると、
せっかく並んだのに入場できない
可能性も出てきます。

時間(タイミング)

最初は黒門を先頭にできる行列ですが、
時間の経過とともに行列が長くなり、
円山公園に続く坂道まで達します。

そのため、遅い時間帯(目安としては22時過ぎ)から
並ぶ場合は、黒門ではなくそのまま
坂道を登って行くと遠回りせずにすみます。

黒門は23時すぎには閉門します。
実はここから、鐘楼までの道のりが遠いのです。
境内の中を1時間ほどかけて歩くと
ようやく鐘楼にたどり着くことができます。

鐘楼の周囲は入れ替わり制ではないため、
たくさんの人でごっがえしています。
特にひどいのは、鐘のまわりを囲む柵の周辺。

入口付近は特に混雑しています。
そこで、鐘の音を愉しみたい方は、
大混雑を突き抜けて入って左手へ進んでみて下さい。

おすすめのポイントは、
鐘楼を真横から見るあたりの位置。
ここから見ると、鐘の音がよく聞こえると同時に、
五体投地を行う様子を間近に見ることができます。

知恩院の除夜の鐘で大切になる準備

知恩院の除夜の鐘は毎年人気で、
多くの人が集まります。

並んでいる間も、また鐘が打たれる間も
ずっと京都の冬の寒空の下で過ごさなければなりません。

そのため、寒さ対策は万全にしておくと心強いです。

カイロを携帯したり、靴下を2重に履くほか、
ネックウォーマーやマフラーもあると便利。

また、知恩院に行く前には、
紅茶やコーヒーなど利尿効果のある飲み物を控え、
トイレも並び始める前にすませておくとよいでしょう。

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知恩院のアクセス情報など

〒605-0062 京都市東山区林下町400番地

Tel.075-531-2111(代)

京阪四条駅より徒歩で約10分

※三門前駐車場

乗用車:約45台(9:00~16:00の台数)

料 金:1時間以内500円、以降30分ごと200円

※9:00以前、16:00以降は約20台のみ駐車可能。
http://www.chion-in.or.jp

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