育児休業中の働くママにとって、
復職に向けた大きなハードルのひとつが
「保活」、すなわちベビーを預けるための
「保育所探し」ではないでしょうか。

昨今、特に都市部においては
保育所探しや入園倍率の高さは、
就職活動の熾烈さしのぐものがあります。

特に、
早生まれのベビーを子育て中のママは、
そもそもいつから活動を始めるべきなのか、
迷うことも多いですよね?

そこで、
今回は「保活」をテーマに、
保活とは何か、
いつから始めるべきか
子供を保育園に入れるために
おさえておきたいポイントを含め、
以下のテーマでお届けします。

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保活とは何?激化する保育園探し

保活とは、保育園活動の略称です。

近年、働く女性が増えており、
産後も仕事を辞めずに
職場復帰するケースが増しています。

そうした背景により、
保育園への入園希望が増し、
保育園の定員を
大幅にオーバーする一方で、
施設の拡張はすぐには追い付かず、
園は常に満員状態。

園に入りたいのに入れない
待機児童が増え、
保育所の定員枠をめぐって
熾烈な入園競争が起きていることが
社会問題化しています。

こうした傾向は、
特に人口密度が高く、
子供が集中している都市部で
顕著に見られます。

特に東京都では、待機児童が多く、
世田谷、杉並区、江東区など
人気のマンションエリアを擁する
自治体は共働きの若い世帯が多く、
待機児童の対応に
奔走している状態が続いています。

こうした状況の中、
わが子を保育園に無事
入園させるためには、
情報収集をはじめとした準備を
早い段階からスタートさせることが
ひとつの鍵になります。

では、
保活を始めるタイミングは
いつからがよいのでしょうか。

保育所探しはいつからがいい?

保育所探しをいつから始めるかは、
どのタイミングで職場復帰を行うか
によって変わってきます。

もし、
0歳からの職場復帰を考えている場合、
保活は、妊娠中から始めるのが
望ましいでしょう。

保育所に入れるタイミングで
一番ねらい目なのは、年次が変わる4月。

このタイミングを逃してしまうと、
途中退所の園児を待つしか方法がなく、
スムーズに入園することが
かなり難しくなってしまいます。

保育園によって、園内の環境や方針、
園庭の広さなども異なるので、
実際に下見をしたり、
比較をする時間も欲しいもの。

生まれたばかりの赤ちゃんを
連れての外出は、
授乳のタイミングや
頻繁なおむつ替えがあるなど、
なにかと負担が大きいので、
妊娠中の方が、お腹は大きいものの
案外自由がききやすかったり
するものです。

体調と相談しつつも、できる限り
早い段階で保活を始めておくのが、
自身の体験を振り返っても、
無難かと思います。

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早生まれの保活は難しいは本当?

ところで、保活をする上で、
早生まれの場合、保活は厳しい
という意見があります。

これは本当なのでしょうか?

保活セミナーを多く手掛け、
保活事情に詳しい「ここるく」の
山下真実さんのお話によると、
早生まれの子が0歳児から保育所に入るのは
相当厳しいとのご意見。
出典:http://toyokeizai.net/articles/-/107109?page=3

早生まれだと、
1月から3月にかけて
赤ちゃんが生まれてきますが、
多くの認可保育園では、
0歳児の受け入れ対象期間は
生後57日からと定めているのが実情。

これには、わけがあって、
産後56日間は就業してはならない旨が
働く人を守るための法律「労働基準法」の
規定として定められているからなんです。

では、何月何日生まれまでのベビーが
4月入所の対象になるのでしょうか?

受け入れ対象期間を、
3月末日から遡って計算すると、
例えば、直近の江東区の基準に照らすと、
2月5日までに生まれるという条件が
入所のためのボーダーライン。

それ以降に生まれた子は、
同学年の子と同時に入所できない
という扱いになってしまうので、
年度途中での入所を狙うか、
1歳児になってから、4月のタイミングでの
入園チャンスを待つことになります。

しかしながら、
0歳児は、定員枠に対して、
ゼロからの応募になるのに対し、
1歳児クラスは、
0歳児クラスで既に過ごしてきた
在園児がそのまま持ち越しで進級するため、
定員に対して残された枠が、
そもそも少ない、というのが実情。


1歳児クラス:●●●●●●○○○
↑↑↑↑↑↑
0歳児クラス:●●●●●●


よって、
早生まれの子供たちが狙える枠は、
必然的にかなり少ない、
という結論になってしまいます。

早生まれの保活、対策はどうする?

では、早生まれのベビーで、
どうしても0歳児から保育園に預けたい
と考えるママは、どうすればよいのでしょうか?

妊娠中からの幅広い情報収集

保活セミナーなどで
一般的に推奨されているのは、以下の方法。

●認可保育所は初年度は見送る覚悟。
●保育所探しについては、妊娠中から保活を開始。
●認証保育園だけでなく、認可外も含めて、広く情報収集しておく。

しかし、
実は認証保育園に比べて、認可外の施設では、
実際に乳幼児の窒息事故が起きるなど、
トラブルが起こる確率が高いという
統計結果があります。

特に乳児クラスさんは、
なにかと手がかかる年齢で、
目が離せず、安全に見守りをするには、
人手も要ります。

情報収集の際には、特に認可外の場合、
保育料にも着目し、
「あまり安すぎない」かどうかも
チェックポイントとして
確認しておくとよいでしょう。

郊外への引っ越しも手段のひとつ

大切なわが子を、リスクにさらしたくない、
というママは、
例えば住まいが賃貸である場合などは、
首都圏から、少し郊外の方へ引っ越す
ということもひとつの手段として
考えられるかもしれません。

都市部は待機児童の問題が
深刻化していますが、
少し場所を変えるだけで、空きが
あるケースもあります。

早生まれのベビーに限らず、
妊娠前から保活を始めていても、
認可、認証、認可外の施設全てから
落選や待機の勧告を受け、
入園できないケースはあります。

思い切って引越ししてみたら、
保育園への入園がしやすく、
周辺環境がよい、という思わぬ副産物が
得られる場合もあります。

1つの方法にこだわり、
焦ったりがっかりしながらの子育ては
心理的な負担も大きく、なにかと大変です。

ご主人さまを巻き込みながら、
様々な方法を広く模索しつつ
進んでみることで、思わぬ解決の糸口が
見つかるかもしれません。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

働く女性が、育児を続けながら
仕事を続け、限られた時間の中で、
どちらも上手にきりもりしていくことは、
とてもエネルギーの要ることです。

どうか、
ご主人様をはじめ、周囲の助けや
得られるサポートもかりながら、
ご自身もいたわりつつ、
大変な時期を無事に乗り越えられるよう
願っています。

子供関連の記事も随時更新していきますので、
よろしければあわせてお楽しみ下さい。

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