今回は、
様々な家電選びの中でも、
ぜひおさえておきたい
「洗濯機の選び方」を テーマにご紹介します。
価格、重さ、設置に必要なスペースが
比較的かさばりやすい洗濯機。
日々使うアイテムだけに、
選ぶ時は絶対に失敗したくないですよね。
2000年頃まではドラム式に
かなりの人気がありましたが、
最近はあえて縦型洗濯機を選ぶ人も
増えている様子。
そんな中、いざ洗濯機を新調したいと
思ったときに、
縦型、ドラム型、 どちらを選ぶべきか、
迷う方も多いのでしょうか。
そこで、
洗濯機を選ぶときのポイントや、
縦型ドラム式のメリット、デメリットを
整理して、まとめてみました。
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目次
洗濯機比較の前の必須チェック
ところで、
縦型、ドラム式のいかんにかかわらず、
洗濯機を選ぶ前に
必ずしておきたいことがあります。
それは、洗濯機の
「置き場所のサイズチェック」。
設置場所のサイズを測ろう
万が一、
大きすぎるものを買ってしまったら
設置できず返品・・・という
困った事態にもなりかねません。
そのため、
事前に実際に設置する場所の
大きさを測って、必要サイズのメモなどを
手元にもっておくと安心です。
意外な落とし穴!搬入経路は大丈夫?
また、洗濯機を置く場所だけでなく、
搬入経路も確認しておくと、安心です。
例えば、
大きくリフォームされた物件など、
洗濯機の置き場所は十分なのに、
そこに運び入れるための
搬入口や廊下が狭くて通れなかった…
といった事例も、実際あるんだとか。
廊下の中でも、
曲がり角や、扉のあるところは、
より狭くなっているので、
無事搬入できるか不安がある場合には、
あらかじめ計測したり、購入前にお店の方に
たずねてみるのもよいでしょう。
洗濯機比較!ドラム型縦型の動向は?
さて、
購入可能な洗濯機のサイズが
確認できたら、ついに
洗濯機選びが始まります。
この時に気になるのが、
「洗濯機のタイプ」ではないでしょうか?
洗濯機には、大きく
「ドラム式」と「縦型」の2タイプがあります。
2000年頃までは人気の高かった
ドラム式洗濯機ですが、
実は、近年
縦型洗濯機の人気が高まり、
ドラム式優位だった
洗濯機市場で躍進しつつある
ということをご存知ですか?
では、なぜ今、
縦型洗濯機が人気なのでしょうか。
縦型洗濯機のメリットは?
縦型洗濯機のメリットは、大きく3つ。
●ドラム式よりもリーズナブル。
価格設定が安めの商品が多く
限られた予算でも購入しやすい。
●コンパクト設計
狭い場所でも設置しやすい。
●洗浄力が高い
縦型は「かくはん洗い」。
洗濯槽に水をためて回転させて洗うので、
食べ物のシミや泥汚れなど
しつこい汚れが落ちやすい。
●静粛性に勝る
ドラム式に比べて音が静かという意見も。
ドラム式洗濯機のメリットは?
一方、ドラム式も負けていません。
縦型洗濯機にはない
様々なメリットを備えています。
ドラム式洗濯機のメリット1
●衣類同士が絡みにくい
ドラム式は「たたき洗い」。
洗濯槽の下に少量の水をため、
ドラムを動かして洗う構造です。
なので、
長袖やタオルをそのまま洗っても
縦型洗濯機で洗った時のように、
互いにからみつきません。
縦型だと、からまないようにするためには
洗濯ネットに入れたり出したり・・・
ですが、これが結構面倒。
そのまま入れても団子にならず、
手間なく干せるのは、ありがたいです。
ドラム式洗濯機のメリット2
●洗濯物が取り出しやすい
ドラム式の場合、手前に扉があるので、
洗濯槽の中の洗濯物は、
扉が真上にある縦型よりも
取り出しやすい印象です。
なお、
ドラム式を買う時は、
扉の開く向き(右開きか、左開き)
を選べます。
扉が開く方向にスペースがたっぷりあると、
洗濯物を干しやすいので、
扉を選択する時の方向選び、
間違えないように気をつけて下さいね。
ドラム式洗濯機のメリット3
●節水効果が高い(水道・電気代の節約)
ドラム式洗濯機の場合は、
使用する水の量が縦型に比べて少なく、
3割~5割程度ですむと言われています。
縦型洗濯機だと、1回の洗濯で
100リットル以上使うこともあるので、
かなりの節水になります。
ドラム式洗濯機一押しの強みとは?
そして、
ドラム式の大きな強みであり、
縦型と迷ったときに、
ぜひおさえていただきたいポイントが
↓こちら!
●乾燥機能に優れている、ということ。
ドラム式の乾燥機は、
容量が大きく、乾燥すると、
ふわっと綺麗に乾燥できます。
また、
縦型より乾燥スピードが速く、
縦型の洗濯乾燥機に比べて
しわになりにくいのが大きな特徴。
毛布などかさばるものも乾燥できるので、
じめじめした梅雨時期など、
洗濯物が乾きにくい時期に
威力を発揮します。
特に、赤ちゃんを授かるなど、
子育て世代は、大量の洗い物が出るので
毎日の洗濯が大変。
ミルクの吐き戻しや
遊び食べ、泥んこ衣類や
おねしょなど、
1日に複数回洗濯機を
まわさなければならないこともあります。
そんな時、乾燥機能を重視して
洗濯機選んでおくと、
天候の悪い日も、
洗濯物の生乾きを心配する必要がなくなるし、
目の回るような忙しさの時も、
乾燥まで自動的にすませてしまえば、
干す手間から解放されるので
特に忙しい方々におすすめです!
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結局どちらを選ぶべき?
結局のところ、
縦型洗濯機がいいか、
ドラム式洗濯機がいいのか、
どちらがいい?
ということを改めて考えてみると、
やはり使い勝手の良さは、
実際に使う人の生活スタイルと、
その方が何を重視するかによって
変わると思います。
もし、
価格がリーズナブルなこと、
汚れがよく落ちるという
洗濯機の基本性能 を重視するなら、
「縦型」がおすすめ。
逆に、
仕上がりのよい乾燥機能や
洗濯物のからみにくさ、
取り出しやすさ、干しやすさ、といった、
日々の家事での扱いやすさを
大切にしたいなら、
ドラム型洗濯機が一押しです。
ちなみに、
管理人はかつて縦型を使っていましたが、
今はドラム式。
どちらも使ってみて思ったことがあって、
それは、
特に、結婚を控えていたり、
ご家族が増える予定がある場合、
あるいは仕事等で忙しくて
なかなか家事の間がとれない、
という方は、
乾燥機付の洗濯機を選んでおくと、
本当に心強いということ。
ちなみに、
洗浄力ではドラム式が
縦型に比べて劣ると言われることがありますが、
最近の商品は性能も向上しており、
おしゃれ着なども専用モードで
優しく洗うことができたりします。
一方、
乾燥機能にあまりこだわりがなく、
小さな設置スペースしかない場合や、
縦型洗濯機を選ぶのが無難でしょう。
縦型は、コンパクトでも
しっかりと洗ってくれる上、
ドラム型よりも洗濯時の音も静かな印象です。
洗濯のときにお風呂のあとのお湯を使うと、
縦型でも節水できる上、
汚れもさらに落ちやすくなるので、
まさに一石二鳥です!
洗濯機の購入前に気をつけたいこと
洗濯機、あれこれ迷うときは、
ぜひ、家電量販店に足を運んで
実物を見てみて下さい。
あれこれありすぎて
決めきれないという場合は、
まずは各社のカタログをもらって
比較してみるところから、始めるのも
よいかもしれません。
ちなみに、
乾燥機能付洗濯機の場合は、
乾かすための構造が2種類あります。
①ヒーター式
②ヒートポンプ方式
①のヒーター式は
コストパフォーマンスがよくないと聞くので、
乾燥機能をよく使うかもしれない方は、
②ヒートポンプ方式を
選んでおくのが無難でしょう。
なお、
ドラム式洗濯機は、
子供が中に入って、内側から扉を閉めてしまい
亡くなるという事故が起きています。
小さなお子様がいらっしゃる場合は
十分注意なさって下さい。
ことばがわかるようになったら、
危険性をきちんと子供に伝え、
もっと小さいお子様への対策としては、
普段から扉を閉めておくのがよいと思います。
洗濯後、
しめったまま扉をしめておくのは
抵抗感がある方もいらっしゃるかもしれません。
この点、ドラム式乾燥機には、
メンテナンス用の乾燥モードもあるので、
カビ発生を防ぐために、
メンテナンス乾燥さえしておけば
扉を閉めた状態でも、十分
洗濯槽の清潔感を保つことはできます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
改めて、ドラム式と縦型の
洗濯機のメリットデメリットを
まとめるとこんな感じになります。
メリットの比較
縦型洗濯機のメリットは・・・
●価格がリーズナブル
●洗浄力が高い
●コンパクトで省スペース
ドラム式のメリットは・・・
●洗濯物が絡みにくい
●洗濯物が取り出しやすい
●節水効果あり
●乾燥機能が強力、ふんわりきっちり乾く
デメリットの比較
縦型洗濯機のデメリットは・・・
●洗濯物がよく絡み、取り出しにくい
●ドラム式よりたくさんの水が必要
●乾燥時、ドラム式よりしわ+反乾きになりやすい
ドラム式のデメリットは・・・
●本体価格が高め
●大きくて重く、洗濯時の音振動大
●子供が中に入って遊ぶリスクあり
どちらも一長一短で、
強みと弱みがそれぞれ違うことが
おわかりになるかと思います。
洗濯機は一度買うと、
そうそう買い替えせず、
しばらく使い続ける家電かと思います。
ぜひ、ご自分の使い勝手を
イメージしながら、
ここを大切にしたい!という
優先度にあわせて、
納得のいく洗濯機選びをなさって下さい。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の記事もごゆるりとお楽しみ下さい。
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