前回の記事では、
茅の輪くぐりの由来を中心に、
日本神話のお話や、
伝統行事としての茅の輪くぐりの変遷
についてご紹介しました。

今回は、実際に
神社に出向いて、茅の輪くぐりを
するときに役立つ知識として、
●正しい茅の輪のくぐり方や
●知っておきたい神拝詞のお作法
●やってはいけないNG行為
についてご紹介します。

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茅の輪くぐり方の作法と正しい方法は?

茅の輪くぐりは、
心身についた罪汚れを、
茅の輪をくぐる事により、
祓い清め、無病息災を祈る「神事」です。

そのため、
茅の輪くぐりには、お作法があります。

各神社によって、それぞれの方法が
示されていますが、基本の形は同じです。

茅の輪のくぐり方

茅の輪くぐりは、
くぐる方向と回数が決まっています。

くぐる回数は全部で3回。

まわる方向は、
「左・右・左」
の順なので、注意して下さい。

茅の輪くぐり方呪文方法
出典:http://www.kushihikihachimangu.com/2009photo/20090630.html &http://blog.kanko.jp/?eid=231852

●茅の輪の前に立ち、一礼してくぐる(1回目)。

●左にまわって、茅の輪の前に立ち、再び一礼してくぐる(2回目)。

●右にまわって、茅の輪の前に立ち、再び一礼してくぐる(3回目)。

●左にまわって、茅の輪の前に立ち、一礼してくぐり、正面の本殿に進んで、御神前にてお参りする。

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神拝詞(となえことば)について

茅の輪くぐり作法唱え方

茅の輪をくぐる時に、
神拝詞(となえことば)や古歌を唱えることを
推奨する神社もあります。

神拝詞(となえことば)は、
神社によって異なります。

神拝詞:ケース①

茅の輪くぐりの間、
祓い給へ 清め給へ 守り給へ 幸え給へ
という略式祝詞を唱える。

神拝詞:ケース②

茅の輪くぐり方作法方法
出典:http://kimamanihiguhei.blog.fc2.com/blog-entry-214.html

こちらは、
元伊勢 籠神社(このじんじゃ)の
一例ですが、
茅の輪くぐりの間、

水無月の 夏越の祓いする人は 千歳の命 延ぶといふなり

(みなづきの なごしのはらい するひとは ちとせのいのち のぶというなり)

と唱えるという神社も。

神拝詞:ケース③

また、
茅の輪をくぐるたびに、
異なる神拝詞を唱える方法もあるようです。

最初の左回りに
「水無月の 夏越の祓いする人は 千歳の命 延ぶといふなり」

次に右回りに
「思うことみなつきねとて 麻の葉を切りに切りても 祓ひつるかな」

最後の左回りに
「蘇民将来 蘇民将来」と唱える。

神拝詞どうする?

気になる方は、
参拝する神社の宮司さん等に直接伺い、
そのお作法にのっとってお参りするのが
確実かと思います。

ちなみに、
自身の体験では、茅の輪くぐりは、
一年の節目で行われるものであって、
日常的に触れる行事ではないことも手伝って、
いざ実践するとなると、
くぐる方向とくぐる回数のことを考えるだけで
あたまがいっぱいになりました。

なので、
くぐるたびに異なる神拝詞を唱える方法は
結構ハードルが高いかもしれません。

茅の輪くぐりでやってはいけないNG行為とは?

茅の輪くぐりでやってはいけない行為、
それは、
「茅の輪の茅を抜き取って持ち帰る」
という行為です。

茅の輪くぐり方法作法やって

参拝される方の中には、
茅の輪の”茅”を引き抜き
持ち帰ってお守りとする人がいるそうですが、
これは誤った慣習なのだそう。

茅の輪には、
それをくぐった人たちの罪や穢れ・災厄が
うつされています。

そのため、
穢れのついた茅を持ち帰ることは、
他人の災厄を自宅に持ち帰ることに
つながります。

だから、
茅の輪の茅は引き抜かない!
をぜひ守って下さいね。

ちなみに、
管理人が茅の輪くぐりをした神社では、
参拝後に、茅の葉を
参拝者に丁寧に配布下さっていました。

年配のおばあさま方のお話によると、
茅の葉が緑のうちは
床の間などに活け、
枯れたあとも、飾り続けると仰っていました。

小さな茅の輪は、
神社でも求めることができたし、
配布された茅で、茅の輪を手作りして、
玄関等にかける方もいらっしゃるようでした。

最期に

茅の輪くぐりをしている間、
不思議と参拝者の方は、
みな笑顔でした。

こうした神事に参加すると、
穏やかな気持ちになり、
心身ともにスッキリ爽やかな状態になります。

茅の輪くぐりは、
6月に行われる神社が多いかと思いますので、
お近くの神社で行われる際など
お出かけしてみてはいかがでしょうか?

なお、
「茅の輪くぐりの由来」を中心に、
●茅の輪くぐりにこめられた意味、
●茅の輪が何でできているのか、
●由来となった日本神話
●故事にちなんだ伝統行事の変遷
については、→こちらの記事でまとめて
いますので、ご興味があれば併せてお楽しみ下さい。

最期までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の記事もごゆるりとお楽しみ下さい。

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