今回は、
発生すると意外に困る
「コウモリの駆除」をテーマに、
効果的な撃退方法や、
知っておきたい注意点を
以下のトピックでご紹介します。
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目次
- 1 コウモリは身の回りに意外と飛んでる!
- 2 コウモリは意外と小さくて軽い
- 3 コウモリはどこに住んでいるの?
- 4 コウモリは子育て上手?意外と増える!
- 5 コウモリ駆除は出入り口を抑えるべし
- 6 コウモリが好む条件とは?
- 7 コウモリふん害は深刻!家だけでなく健康被害も
- 8 コウモリの糞で感染症のリスク!海外では対策も
- 9 コウモリ捕獲はNG!触ることもリスク
- 10 コウモリ退治にバルサンや蚊取り線香、磁石は効く?
- 11 コウモリ退治駆除の方法、最も有効な撃退策は?
- 12 コウモリの駆除対策、タイミングはいつがいい?
- 13 夏の駆除に注意!幼獣は飛べずさらに被害拡大の恐れも
- 14 コウモリ駆除は屋根裏掃除もセットで考えるべし
- 15 コウモリ駆除の専門業者に頼むのも一案
- 16 コウモリ駆除プロに頼むと料金相場はおいくら?
- 17 コウモリ駆除プロを頼った口コミも
- 18 コウモリ糞害には、安全に対処を
コウモリは身の回りに意外と飛んでる!
暖かくなった日の夕暮れ、
空を見上げると
ものすごいスピードで飛んでいる
小さな黒い生き物。
これは、コウモリ。
ツバメではありません。
俊敏に方向を次々変えながら
キビキビ飛び回っている姿を
目にすることがあります。
コウモリは意外と小さくて軽い
日本で一番よく見られるコウモリは
「アブラコウモリ」。
体長が5センチほどと小さく、
重さはなんと、
わずか10gほどしかありません。
羽を広げると、見た目は
もっと大きく見えるのですが、
コウモリは、
私たちが思っているよりも、
案外小さいというのが、
おさえておきたい、まず1つ目のポイント。
コウモリはどこに住んでいるの?
日中はまず見かけないコウモリ。
コウモリは、夜行性のため、
昼間はすみかで過ごしています。
コウモリたちのすみかは、
私たちがすまいとして使っている
ふつうの家。
体の小ささを生かして、
とても小さな隙間から侵入し、
あたたかで居心地のよい
天井裏などを巣にしてしまうため、
「イエコウモリ」という
別名で呼ばれることもあります。
コウモリは、寒さが苦手です。
そのため、
冬は基本的に冬眠します。
コウモリが活発に活動するのは、
春から秋にかけてです。
コウモリは子育て上手?意外と増える!
実は、コウモリによる被害は、
日本のほぼ全域発生しています。
コウモリの繁殖期は真夏。
1度に3匹ほど出産をし、
せっせと子育てをして数を増やします。
コウモリは、家族で生活します。
そのため、
ひとたび住宅などに住みつくと、
どんどんと家族を増やし、
気づいたときには、
なんと天井裏に100匹を超える
コウモリたちがいた…!
などという衝撃の事実に
直面することも。
コウモリ駆除は出入り口を抑えるべし
コウモリは、
自分の体より小さい穴でも
簡単に侵入できてしまいます。
わずか数センチの隙間でも
軽々と入り込んでしまうため、
コウモリの侵入経路を見つけ出すことは
結構な難題。
経験が豊富な
プロのコウモリ駆除業者ならまだしも、
ひとつ塞いで対応完了と思っていたら
別の出入り口が存在したなど、
素人判断だと難航することも…。
コウモリが好む条件とは?
コウモリた好むのは、
雨風がしのげるところ。
比較的暖かく居心地のよい場所。
なので、
民家の屋根裏や、倉庫・ビルの中は、
コウモリたちにとっては、
絶好のすまいになるんですね。
コウモリは夜行性のため、
明るい時間帯はじっとしているため、
コウモリが住み着いたとしても、
すぐには、気づかないことも
多いのではないでしょうか。
一方で、
コウモリは、人に対して
害をもたらすことがあります。
コウモリふん害は深刻!家だけでなく健康被害も
特に悩ましいのは、
「糞害」。
ただ、
雨宿りしたり、
寝泊りするだけならまだしも、
屋根裏などに糞をするため、
家が住人の知らないうちに
家屋が汚染されてしまいます。
コウモリは、
同じ場所に糞をします。
そのため天井から
糞が染み出してきたり、
乾燥した糞が空気中に飛散して、
知らず知らずのうちに
飛沫を吸い込んで
感染症を引き起こすリスクが伴います。
さらに困ったことに、
コウモリには、
ノミやダニなどが寄生していることが多く
糞の被害が拡大することによって、
住んでいる人の健康にまで被害が拡大する
おそれがあります。
コウモリの糞で感染症のリスク!海外では対策も
この点、
国立感染症研究所
人獣共通感染症室 神山恒夫氏の
コウモリと感染症に関するコラムが
参考になります。
幸い、国内では、
コウモリからヒトに感染症が移ったという
確実な報告はまだないようです。
しかし、
国外では、既にコウモリが
人獣共通感染症の感染源となる
危険性が高い動物であるとの理解のもと、
対策を講じている国もあります。
例えば、オーストラリアでは、
コウモリは狂犬病類似ウイルスを
保有しているとの前提のもと、
コウモリに接触することの多い人に対しては
狂犬病ワクチンを接種するべきだ
という趣旨の呼びかけが行われています。
また、
アメリカでは、原則的に国外からの
コウモリの輸入は
法律によって禁止されています。
人に対して人獣共通感染症の
感染源となる恐れがあるからです。
例外的に、
研究等の目的で輸入が許可される場合でも、
厳しい書類検査と、
狂犬病とヒストプラズマ症
を念頭においた検疫が実施されています。
たかがコウモリ、されどコウモリ。
このように、
コウモリが住まいに住み着く
という現象は、
私たち人間の日常生活という面からみても、
看過できない問題を
はらんでいると言えるでしょう。
コウモリ捕獲はNG!触ることもリスク
では、
万が一、ご自身の家もしくは、
身近な知人の家に
コウモリが住み着いてしまったら、
どのように対処し、
撃退すればよいのでしょうか?
効果的な
コウモリ駆除の方法は
あるのでしょうか?
その前に、まず、
大前提として、知っておきたい
ポイントがいくつかあります。
たまに、
コウモリが室内に入り、
虫取り網で捕まえた、
などというケースがあるようですが、
感染症のリスクを考えると、
★コウモリを捕獲したり素手でさわらない。
ことは大切です。
まして、
★ペットとして飼育するなど、不要な接触は極力避けるべき。
一方で、
★無許可でのコウモリを捕獲・処分は法律(鳥獣保護法)違反になる。
という点にも留意する必要があります。
いくらふん害で困っているからといって、
コウモリを許可なくつかまえたり、
殺したりしてはいけないことになっているのです。
つまるところ、
人間の家に住み着いたコウモリには、
平和的に退散いただく必要があるのですが、
一体どのようにすればよいのでしょうか?
コウモリ退治にバルサンや蚊取り線香、磁石は効く?
コウモリの駆除方法を調べると、
一部ではこんな方法が推奨されていたりします。
★コウモリが苦手とする薬剤を使う
★超音波発生器を用いて駆除
代表的な薬剤としては、
「バルサン」や「蚊取り線香」を使う方法。
あるいは、
こうもりは嗅覚が強い一方で、
視力が弱く、
超音波に頼るので、磁石を使う方法
を試す人も・・・。
しかし、
これらの方法の有効性に関しては
疑問視する専門家も多いそう。
コウモリの苦手なにおいのする
スプレーをまく方法もあり、
実際にスプレーが販売されていますが、
一時しのぎで、
効果がきれると舞い戻ってくることもあり、
持続的に効果のある対策にはならない、
というのがその理由のひとつ。
コウモリ退治駆除の方法、最も有効な撃退策は?
結局のところ、
最も確実なコウモリ駆除の方法は、
天井裏など、コウモリがすまいとしている場所への
侵入口を見つけ出して、穴や隙間をふさぐ方法。
つまり、
物理的にコウモリが侵入できなくすること、
だと言われます。
そのためには、
コウモリのすみかをつきとめ、
出入り口をおさえる必要があります。
コウモリの駆除対策、タイミングはいつがいい?
コウモリの侵入口を見つけるには、
観察するのが一番。
コウモリは日没頃より活動を始めるので、
夕刻を迎えるころに出入りする様子を見張ったり、
出入り口の下には糞が落ちることが多いので、
コウモリの糞を手がかりに特定することができます。
日が暮れると、
コウモリは屋外へと飛び出していきますので、
全ての個体がいなくなったあと、
出入り口を完全にふさぐと、
コウモリが戻ってきても、
再び巣の中に入ることができなくなります。
ただし、
この方法にも、注意点があります。
夏の駆除に注意!幼獣は飛べずさらに被害拡大の恐れも
先にも少しふれましたが、
コウモリは夏に子育てをします。
夏季の繁殖巣の中には、
コウモリの赤ちゃんがいることがあり、
全部家から出たと思って進入路をふさいだところ、
まだ十分に飛ぶことのできない
幼獣が巣の中に残っていた…!
という事態も起こりえます。
そのため、
対策を施すのであれば、
夏、特に繁殖期である7月~8月頃は、
コウモリを全て追い払うことが困難なので、
避けるのが賢明。
基本的には、
8月を避けて、
夕方から夜間にかけて行うのが効果的
と言われています。
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コウモリ駆除は屋根裏掃除もセットで考えるべし
万が一、
出入り口をふさいだ結果、
屋根裏でで死亡し、
腐敗するなどした 個体が出た場合、
あるいは汚物が残っていることがわかった場合は、
よく消毒するなどの対策をたてないと、
住宅がさらに汚染されてしまう恐れが出てきます。
コウモリは、
本当に小さな隙間からも侵入する上、
複数の進入路があったなら、
それら全てを的確に特定するには、
労力が要ります。
また、
進入路を防ぐだけならまだしも、
屋根裏がコウモリの糞尿で汚染されている場合には、
それらを除去して清潔にするなどの
手間も必要になります。
コウモリは、素手でつかむのは危険な一方で、
糞の除去にも、飛沫感染のリスクが伴うなど、
素人では心もとないことも多いのが実際のところ。
コウモリ駆除の専門業者に頼むのも一案
そんなわけで、
実際にコウモリの糞害に悩んだ方が
どうされたかをみてみると、
コウモリ駆除のプロを頼り、
専門家による除去と清掃をお願いしている方が
案外多いようです。
素人が骨を折って奮闘するよりも、
駆除の知識や経験が豊富なプロにお願いした方が、
手間も少ない上、的確にコウモリたちに
平和的退散をしていただける印象です。
コウモリ駆除プロに頼むと料金相場はおいくら?
ちなみに、
専門業者にお願いした場合の、
気になるコウモリの駆除料金。
住居の状態や、汚損の状況によっても、
作業内容が変わるので、
定額ではないようですが、
相場の駆除料金は2、3万円~
となっている様子。
見積りまでは無料でしてくれる
コウモリ駆除業者もありますので、
プロ頼みでコウモリ撃退をお考えになる場合は、
複数の業者に相見積もりをとって
サービス内容を比較してみることをおすすめします。
その時、
サービス内容はもとより、
応対やレスポンスの早さ、
丁寧さや、なにげない会話など、
コミュニケーションのクオリティも、
ぜひチェックしておくとよいでしょう。
これらも、
信頼できる業者を選別する上での、
判断基準のひとつになるかと思います。
また、
せっかく駆除してもらったのに、
間をおかずにコウモリが舞い戻ってきた、
などということがあっては、たまりません。
アフターフォローも含めた、
万が一の対応についても、
確認しておくと、より安心でしょう。
コウモリ駆除プロを頼った口コミも
実際に、
コウモリの被害に困って、
コウモリ駆除のプロのサービスを
利用した方も、案外多いようです。
以下のような口コミもありましたので、
よろしければ、ご参考になさって下さい。
●今日、家の2階の壁の間に居ついてしまったコウモリを業者さんに追っ払ってもらって、壁も修理してもらいましたぁ 仕事から帰ってきたら、すっかり終わって何事もなかったかのよう。。こんなことならもっと早くに頼めばよかったーって感じです!!スッキリしました(*^_^*)
●私が頼んだ駆除屋さんはコウモリを追い出して侵入口を塞ぐだけでなく、フン掃除や雑菌の消毒、ノミやダニなどを駆除することもやってくれました。
保証も付いていましたしこれで何の気にすることもなく過ごしていけます。
早く駆除屋さんにお願いしとけば良かったと後悔するくらいです。
コウモリ糞害には、安全に対処を
いかがでしたでしょうか。
コウモリの駆除でおさえておくべきポイントや、
素人判断での駆除は、
案外リスクを伴うことが、
ご理解いただけましたでしょうか。
コウモリは、
1~2センチ程度の隙間があれば
そこから出入りすることも可能で、
過去の事例では、わずか7ミリの隙間から
出入りしていたこともあったそう。
不幸にも、ご自宅等に
コウモリが住み着いてしまったときには、
個体数が増える前に、
早期発見、早期対処することも重要になります。
無用な格闘はせず、
必要時にはプロの手もかりながら、
コウモリにとっても、人間にとっても
平和的な解決となるよう、
ぜひ大切なすまいとご自身の健康を
お守りください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の記事もごゆるりとお楽しみ下さい。
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references:
http://www.jomf.or.jp/include/disp_text.html?type=n100&file=2000050103
コウモリからうつる病気(国立感染症研究所 人獣共通感染症室 神山 恒夫氏)
http://koumori-no1.com/price/index.html
http://koumori-service.com/
https://matome.naver.jp/odai/2141001044786441601?&page=3