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1582年、
昌幸たちは、真田の郷(さと)へ戻った。
家康は、勝頼の供養をめぐっても
なおしたたかな戦略を模索する。
信繁は、梅に贈り物を届けようとするが
照れてしまい、幼馴染きりの助けを借りる始末。
昌幸は重要な文を信幸に託し、
ある一手を打つも、文は覆面集団に奪われ
織田の手に渡る。
その織田から昌幸に、ついに
参上命令が下された。
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織田に賭けるかどうか
武田家が滅び、勢力図が変化する中、
武田の旧領を狙う織田と
それらを死守しようとする真田との間での
緊迫状態が増している。
信長の群生は攻めの勢いが早く、
どの大名につくかの決断を迫られている。
昌幸は、信長という男に賭けるかどうか、
信幸らを集めて激論をかわす。
徳川の戦略は供養にまで及ぶ
一方の家康は、武田家の軍事拠点だった
高遠(たかとお)城に、側近で猛将の本多正信らといた。
信長は翌日信濃に乗り込んでくる。
勝頼の首は、手厚く供養するつもりだが、
これは正信の緻密な計算によるもの。
家康が勝頼を供養することにより、
生き残った武田の家来たちの心をつかみ、
掌握するというしたたかな戦略に
基づくものだったのだ。
きりと梅、照れる信繁
そのころ、信繁は、真田の郷の地侍
堀田作兵衛の家を眺める丘の上にいた。
きりが「おかえりなさい」と信繁に声をかけた。
きりは、高梨内記の娘で、信繁の幼馴染。
信繁は、梅を指し、櫛の入った箱を
きりに差し出し、渡してほしい旨を伝えた。
「なんで私がそんなことしなくちゃいけないの」
土産を渡すなら櫛がいいと勧めたのはきりだが、
仲介はしたくない様子のきり。
一方のきりには、用事のついでに
むき出しの櫛を手渡す信繁。
きりは尻込みする信繁の手をひっぱり、
梅のところへ連れて行くも、
信繁は照れてしまいなかなか箱を渡さない。
しょうがなく、きりは「お土産だって」と梅に伝え
箱を開いたら、、、、きりのものより
効果そうな櫛が入っていたのであった。
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命運がかかった書状
昌幸は一通の書状を信幸に託した。
真田の命運がかかった書状であるがゆえ、
じかに届けることを信幸に依頼したのである。
信幸は、同行を昌幸に命じられたという
佐助とともに越後へと急いだ。
突如、信幸と佐助の前に、
覆面の集団が現れて遅いかかってきた。
信幸は必至に懐の書状を守り応戦し、
近寄ってきた佐助に文を託した。
佐助は機敏に集団をすり抜けて
敵をかわそうととんぼ返りをしたが、その瞬間、
書状が懐からするりと抜けて、
地面に落ちた。
慌てて書状を拾おうとした佐助は、
斬りつけられて、血まみれで倒れた。
「この密書、使えるぞ。これを手土産に、わしは信長に会ってくる」
信幸は真田屋敷に戻り、昌幸にわびた。
重要な役目を果たせずうなだれる信幸に
昌幸は種明かしをした。
実は、書状は正武が奪うように仕向けたわなで、
真田の印象を上げるために昌幸が考え出した戦略だった。
やがて、信長から昌幸のもとに書状が届く。
「参上せよ」
との命だった。
昌幸は信繁を同伴することとした。
信幸も行きたいが、昌幸は「ならぬ」の一言で退けた。
「生きて帰れぬかもしれぬのだ。お前を残すのは、もしものため。
わしらに何かあったときは、お前が真田を率いていくのだ。
あとは託したぞ」
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