冒頭からローカルネタで恐縮ですが、
先週、京都は台風11号の影響による大雨を受けたばかり。
各地ともきわどく持ちこたえましたが、
台風の影響による豪雨の結果、桂川は氾濫寸前まで追い込まれていました。
高速道路も通行止め、
渡月橋も通行止が発令される大荒れの状態だったのです。
よって、
接近中の台風12号の進路が内心とても気になり、
気象情報をチェックする頻度が自然と上がります。
7月25日には、鹿児島県が50年に一度とも言われる
記録的な大雨に見舞われた様子。
1時間に約120ミリの雨というと、
たったの1時間で12センチ分、
つまり、足のくるぶしを軽く超える量の雨が
その土地全体に降り注いだことになります。
自然の威力というのは、本当に想像を絶する形で
牙を剝く瞬間があるものですね。
みな様も、今後の気象と台風情報に、くれぐれも警戒下さい。
”珍台風”な台風12号
さて、気になる台風12号ですが、
この台風はちょっぴり変わった台風だそうです。
なにが変わっているかというと、
生まれと育ちのプロセスが、他の台風と大きく異なっているのです。
生まれた場所は、ハワイに近いミッドウェー諸島付近の太平洋上。
生まれた日時は、7月13日の午前9時頃。
※出典:http://www.padi.co.jp/visitors/column/worldocean_18.asp
そのまま成長すればハリケーンとなるはずだったのですが、
日付変更線を西へ越境。
よって、ハリケーンではなく、台風12号となりました。
そもそも、日付変更線付近で台風になること自体が
あまり例がなく、珍しいケースなのだそうです。
さらに台風12号は、18日の午後、
南鳥島近海の太平洋上で、熱帯低気圧に変わりました。
つまり、台風消滅。
※出典:https://twitter.com/otoku0101/status/622318507062005761/photo/1
ところが、20日午前9時頃に再び発達して、
台風に戻り、多くの人を驚かせることに…。
実は、台風が熱帯低気圧になってから、
再び台風となったのは、昨年2014年の台風7号以来で
実に1年ぶりというめずらしさ。
進路予測がコロコロ変わる!台風12号の迷走ぶり
さらに、この台風12号、
復活後の進路もなかなか定まらず、
日にちが変わるたびに進路予想図が更新されるありさま。
いったいどこをいつ通過するのか、
気象予報に関わる方々もつかみあぐねている印象を受けました。
西まわりに大きく膨らむ形で軌道修正され、
どんどん変化しています。
なぜ進路予測が難しいの?
どうして、猫の目みたいにコロコロ予報が変わるのか?
それは、太平洋高気圧の予想と関係があるようです。
※出典:http://www.tenki.jp/docs/note/typhoon/page_3
太平洋高気圧が強い勢力を維持していると
台風とのせめぎあいの結果、太平洋高気圧が勝り、
台風はその縁辺をめぐるように北上する進路をとることになるのです。
ちなみに、月ごとの標準的な進み方はこんな風に変わります。
※出典:http://home.solar-make.com/?eid=292
”珍台風”な台風12号を統計数値から見てみると…
ちなみに台風12号の珍しさを
統計に照らしていると、そのレアぶりが際立ちます。
1951年以降、東経180度より東の地域で発生して
やってきた台風としては29個目、
台風の発生数は、今回の台風12号を含めて
合計で1685個カウントされていることから、
その割合はわずか1.7%となります。
さらに東経180度より東の地域で発生して、
台風→熱帯低気圧→台風という
プロセスをたどった台風は、過去を遡っても
1972年の台風28号のみということで、
今回の台風12号は2例目という珍しさ。
そして、東経180度より東の地域で発生して
日本に上陸した台風は1997年台風19号の1例のみと
案外少ないのです。
くれぐれも警戒して安全を確保下さい
今のところ、台風は奄美大島にかなり接近しつつ
明日日曜日には九州の西を北上する見込みですが、
もし、台風12号が上陸することがあれば、
東経180度より東の地域で発生し、
一度熱帯低気圧に変わり、
さらには上陸する、というと統計史上初となる様子。
仮に日本に上陸しなかったとしても、
台風の進路に近い周辺地域では強い風を伴った
激しい降水が見込まれています。
前回、京都でも進路がそれて直撃こそ免れましたが
本当にひどい雨が降り、京都を守る上で尽力した日吉ダムも、
あと4メートルほどで満水になるところまで迫っていたようです。
上陸する、しないにかかわらず、どうかみなさまも
くれぐれも今後の台風12号の動きに警戒の上、安全を確保なさって下さい。