積水ハウスのオプションをどうするかは、
間違いなく、
注文住宅を建てる時の
大きな悩みのひとつかと思います。

やってよかった
おすすめのオプションは何か。

逆に、
いらなかった設備は何なのか。

今回はこのテーマに着目します。

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積水ハウスのオプションおすすめ・いらないはブログで検討

実は、自身も
積水ハウスのオプションを
どうするかについては、
すごく悩みました。

先輩にあたる方々の
積水ハウスで家を建てるブログなどを
拝読しながら、
参考になる情報をまとめてみたり。

何を選び、
何を我慢したのか。

そして、
実際に住んでみて、
その取捨選択の結果について
どう思うのか。

今まさに、
オプションをどうするか、
思案されている方にとっての
ささやかなご参考になればと思い、
建てる前に考えたことと、
実際に住んでみて感じた率直な感想を、
今回、自分なりにまとめて
ご紹介してみようと思います。

積水オプションやってよかったおすすめは?

イズロイエ坪単価積水ハウス実際

かなり主観が入っていると思いますが、
住んでみて、やってよかったと
実感しているアイテムは、
以下のとおりです。

●電動シャッター
●階段外手すり
●床暖房
●壁紙

以下、
何故悩み、どうしてよかったのか、
について、詳述いたします。

積水オプションで電動シャッター雨戸はおすすめ!

電動シャッターは、
毎日の雨戸の開け閉めが、
手間いらずで、とても便利です。

ボタンひとつの操作で済みますし、
朝に夕に、わざわざ
ガラス戸を開け閉めしながら、
部屋に光を通すために、
外気に触れる必要がありません。

開け閉めが楽な上、
シャッターの音も静かなので、
早朝の開閉でも、
ご近所に迷惑になりにくい点がよいです。

共働きの場合など、
出勤前の朝の忙しい時間帯でも、
シャッターを開けて、
朝陽に照らされるダイニングで
子供たちに食事をとらせることができます。

夏場など、
日射が強烈な場合には、
電動シャッターの開き具合を加減して、
日陰を作る、といった
使い方もできるのですが、
その際の細かな微調整も楽にできます。

価格は、シャッター本体とは別に、
電動にするか否かで、
大きなガラス戸1セット用の
シャッター1枚につき、
3万円程度のオプション価格アップになると
聞いていました。

リビングダイニングに大開口を設けた関係で、
1階には大きな窓が4セットあるため、
電動にするかどうかだけでも、
15万円程度の出費となります。

それまで、
手動で開け閉めしていた場合は、
それが当たり前で、
毎日の習慣になっているので、
雨戸の開け閉めに苦を感じにくかったり、
電動にすること自体が、
贅沢に思われたりもしました。

しかし、
実際に使ってみると、
もはや戻れない域の便利さです。

ちなみに、
大きな窓の場合には、
シャッターもそこそこの大きさになるため、
停電時など、手動でも動くものの、
かなり重たくて、大変と聞きました。

なので、
シャッターの大きさが一定以上を超えると、
標準が電動となってしまうようですが、
電動が必須でない場合にも、
頻繁に使う部屋で、
シャッターをつける場合には、
電動シャッターは、
かなりおすすめ度が高いアイテムです。

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積水オプションで階段手すりもおすすめ

想定外に、いい仕事をしている
アイテムが「階段の手すり」だったりします。

わりと地味な存在ですが、
平屋でない限り、
住人の健康を守る上で
手摺は、実は、かなり重要です。

というのも、
階段の上り下りは、
家の中でも、
トラブルの原因となることが多い場所。

足を踏み外したり、
逆に、駆け上がった時に
躓いたりすることもあります。

階段が何段まわりで
2階に到達するのか、
しっかり頭に入っている
積水ハウスの営業マンのご家庭ですら、
ご家族が階段でヒヤリとしたことは、
一度や二度ではない、との
エピソードも伺いました。

設計段階では、
内回りで取り付けられていた
わが家の手摺。

実は、
建築段階のオプション追加で、
外廻り階段を、後付けしました。

理由は、
子供の安全を考えて、
です。

建築現場で、
階段の手摺は、最後の段階で
取り付けられるのですが、
子供は、内手摺だと、
手が届きにくいことに、
建築現場見学をした際、
終盤でに気付きました。

既にとりつけられた内手摺を
撤去しても、撤去しなくても
費用は変わらない、とのこと。

また、
大人にとっては内手摺の方が
使いやすそうにも思えたので、
結局両手摺とすることになりました。

最初は過剰で、
デザイン性に問題があるように
見えた両手摺ですが、
実際に使ってみると、
実用性があり、
意外と便利でした。

物を持ち運びしながら、
階段移動する場合に、
あいている手の側の手摺を使えるし、
手が伸びやすい場所に設置されているので、
大人だけでなく、
子供もキチンと手摺を
使っています。

少なくとも今まで、
階段で家族が怪我をしていません。

見た目もさることながら、
住まう人が安全に暮らせるための
機能性は、より重要だと
感じています。

ちなみに、
階段の外手すりを、
施工後に追加した場合には、
プラス15万ほどの出費となりました。

もし、設計段階での
材料費と通常の工賃だけなら、
6万円程度で済んだそうです。

階段外側の手摺の追加を
決めたのが、
石こうボードを貼った後だったため、
下地補強のために、
作業のし直しが発生し、
職人さんの手配が増したために、
プラスアルファの支出となったようです。

外手摺が必要かどうかは、
周囲の部屋のレイアウトや、
階段の踊り場の形状にもよると思いますが、
元気な大人だけでなく、
ご高齢の方、また
小さなお子様が上り下りされる
可能性がある場合には、
計画段階から手摺の位置を
外手摺にするかどうかについても、
検討されることをおすすめします。

積水オプションで床暖房は後悔なし

積水オプションで、
床暖房をどうするかは、
かなり悩んだポイントです。

結局、リビングに導入した他、
キッチンとダイニングにも設置しました。

価格は全部で60万円程度でした。

特によかったのは、
リビングの床暖房。

冬の寒い時に床暖房を入れると、
本当に心地よく、
輻射熱であたたまります。

ファンヒーターのように、
灯油やガスを室内で
燃焼しないので、湿度が上がらず、
やけどや火事のリスクが抑制されるほか、
定期的な空気の入れ替えに
気をもむ必要がありません。

また、機器の出し入れも不要で、
ボタンひとつで
部屋が暖かく快適になります。

エアコンの連続稼働によって、
部屋が乾燥しがちに
なることもありません。

特に、赤ちゃんや幼い子供たちは、
裸足で、床部に近い場所で
自由に過ごすことが多いので、
やけどのリスクが低く、
じわっと温かい部屋は、
家族皆にとって居心地がよい点が、
床暖房で大きな満足を感じた
ポイントだったように思います。

ちなみに、
ガス式の床暖房を導入している場合、
ガスの契約料金がお得になるプランを
利用できたりするので、
結果的に、エアコンメインで暖房していた頃と
床暖房をメインとして利用した場合の
冬の暖房料金を比較すると、
わが家の場合、床暖房利用の方が、
むしろコストパフォーマンス的に
メリットが出ている状況だったのは、
嬉しい誤算でした。

なお、
床暖房のデメリットのひとつは、
立ち上がりがゆっくり
である点かと思います。

ファンヒーターのように、
暖房の即効性は求めにくいので、
床暖房を心地よく利用するためには、
部屋の利用開始時間に対して、
タイマー機能等により、
早めに立ち上げておくことが
重要になります。

また、
床暖房は、
起動時にエネルギーを使うので、
頻繁にオン・オフするよりも、
一定期間連続運転する方が、
運転効率が良いとも聞きます。

床暖房の使い方については、
性質上、これまでと違う運用が
求められるため、
馴染むまでには工夫が必要であったものの、
今や冬場は欠かせない、
便利で快適なアイテムとなっています。

積水オプショントイレ壁紙はコスパ最強?

住まいを考える時に、
採光やバリアフリー、耐震性などは、
着目されやすい箇所だと思うのですが、
トイレの内装デザインというのは、
案外盛り上がらない要素のように思われます。

でも、
ここはこだわっておくと、
満足度が上がるかもしれません。

トイレは、誰しも、毎日使います。

特に、リビングがある階は
家族の利用頻度が、高いです。

なので、
設置するトイレのグレードも、
利用頻度が高いフロアの商品は
使い勝手のよいものを導入しておくと
快適さがアップします。

実は、トイレって、
結構高いです。

クオリティの高い商品だと、
一機60万ほどしたりもします。

そして、トイレの内装を、
タイル張りや石張りにすると、
値段はさらに上がります。

ここも予算上のせめぎ合いと葛藤がありました。

結局、
便器はTOTOの上級品を導入。

一方、
タイル貼り・石貼りはやめて、
フロアカーペットと壁紙にする一方で、
「アクセントクロス」の柄にこだわる形で、
価格をバランスさせる方法に着地しました。

フロアカーペットは水濡れに強く、
隙間なく施工できるので、
拭きあげやメンテナンスが楽です。

最近は、タイル似の柄が
自然な感じで印刷されているタイプのものもあり、
フロアカーペットでも
室内の雰囲気を損なわないので、
上手に選ぶことで、
メンテナンスのしやすさと見た目、
価格のバランスを、
ともに図ることができます。

ちなみに、
アクセントクロスとは、
柄入りの壁紙を、
トイレ内のポイントとなる
壁面一か所に貼る方法。

好きな壁紙を選んで、
アクセントクロスを導入する方法を
デザイナーの方から、提案され、
トイレ用に選んだのは、
ウィリアムモリス柄。

アクセントクロスは、
扉を開くと自然に
目線が届く壁面に設置されました。

真っ白でプレーンな感じもよいのですが、
アクセントクロスを加えることで、
ちょっぴりお洒落で印象的な空間に
しつらえることができます。

アクセントクロスをトイレに
導入する場合、
クロス貼りに要する面積は、
大きくても数㎡程度。

なので、
多少単価が高い壁紙であっても、
そうそう大きな額となって
予算を圧迫することはありません。

あまりコストを気にすることなく、
お気に入りを自由に選ぶことができる上、
わずかなアクセントによって、
随分内装のイメージが変わる
トイレのアクセントクロス。

ぜひ、こだわりや遊び心をもって、
自分好みの空間を演出を
愉しまれてみてはと思います。

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積水オプションで後悔・いらなかったものはある?

積水オプションでいらなかったと
感じるものは、
太陽光発電とオール電化です。

オール電化にするか、
エネファーム、
エコキュートをどうするかは、
これらと並行して悩んだポイントだったのですが、
結局ソーラーパネルはつけませんでした。

理由は、
一式の料金が数百万円に達する
高額なセットであり、
給湯器エコキュートへの
グレードアップ代金も約40万円と
まとまった金額になるからです。

投資に対するリターンが大きければ、
検討したかもしれませんが、
ソーラーパネルは、経年変化による
発電量の低下観点も否めず、
コストパフォーマンスに
疑問点がありました。

また、
全体が老朽化していったときに
発生するメンテナンスのことを考えると、
それがために家の造りを複雑化させたくなかった、
という事情もあります。

そもそも、
太陽光発電そのものが、
補助金に支えられた事業であり、
電力の買取価格に関しても、
将来的に継続的に
メリットのある条件での売買が
担保される保証は全くなく、
たとえ良い条件で推移したとしても、
投資価格に見合うリターンを
得るために相当年月を要する、
という点を考えると、
得られるリターンよりも、
リスクの方が大きいように
思えました。

オール電化で迷ったエコキュート

実は、
オール電化にするかどうか、
迷っているときに
主婦目線で気になったのが、
オール電化のキッチンでした。

特に、
IHは日々のお手入れが
しやすく、クリーンなキッチンに
保てそうな点に惹かれました。

結局、
太陽光パネルなし、
オール電化もなし、で決断したので、
キッチンもガスコンロになったのですが、
使ってみての感想としては、
ガスでも、ガラストップにすると、
五徳を外せば、楽にお手入れができて、
綺麗な状態を保つことができています。

積水オプションでクローゼット棚板も考慮ポイント

積水ハウスの見積もりを見ると、
丁寧に作りこまれていて、
そのまま建てたら、ひととおり不自由しない
仕様一式が盛り込まれています。

クローゼットや収納棚の形状も、
様々に選択できて、
たてつけもしっかりしています。

一方で、棚板や扉が増えると
数に比例して、
価格も積み上げられます。

例えば、
布団類を入れるなどの用途で
大きく使うのか、
娘の部屋として将来利用することを
想定しているから、
各種小物を整理できる
こまかな仕切りが必要なのか。

用途が異なれば、
必要となる棚板の形状や
数についても変化します。

用途がかたまっていない場合は、
棚板を大きく設けて、
細部は、コロコロ付のラックや
無印等の収納ケースを活用する方法もあります。

積水ハウスのオプションカタログで、
逐一ページを繰りながら、
パーツの型番を追跡するのは、
手間と労力が要ります。

しかしながら、
そうした地道なステップを経て、
住まいとして必要な機能を想像しながら、
ひとつひとつ丁寧に見直すことで、
本当に必要なもの、
不要なものが、少しずつ
見えやすくなってくるように思います。

積水ハウスオプションの満足度は価格より体感の利便性で決まる

設計段階で、つけるかやめるか、
あれこれ悩んだ
積水ハウスのオプションですが、
実際に暮らし始めて
つけてよかった!
と実感するオプションは、
必ずしも価格と比例していないなと感じます。

価格が高くても、
実生活で使わないものは、
要らないです。

実際の利用頻度が低い場合は、
その価格が高かったものほど、
逆に、後悔の種になりやすかったりします。

一方、
価格が安くても、
快適に利用できたり、
安全面を確保する上でとても重宝したりする場合などは、
価格以上の満足度を感じたりします。

家を建てる時には、
「今だからこそ選べる」、
「多少無理してでも、今じゃなきゃ選べない、」
(建ててから欲しいと思っても、あとのまつりになるかも・・・)
という方向に、心理的に
気持ちが振れそうになる時が
多々あるかと思います。

そんな時こそ、
ぜひ実物になるだけ触れたり、
新居での生活や、
具体的に使う場面などを
つぶさにイメージしてみて下さい。

すまいは、
ご自身ご家族の暮らしを守る
大切な場所となります。

ぜひ、オプションを
ご自身・ご家族のニーズにあわせて
うまく取捨選択され、
満足感の高い、快適な家造りが
実現することを願っています。

長文最後までお付き合いいただきまして、
ありがとうございました。

どうぞ他の記事も
ごゆるりとお楽しみ下さいませ。