今回は、
平屋建てのデメリットともいえる
夏の暑さを取り上げます。

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「平屋建ての家は夏暑い」
とよく言われますが、本当なのでしょうか?

果たして、その原因は?

そして、もし

「平屋建て=夏暑い!」

というのが、事実ならば、
どのように対策が可能なのでしょうか。

今回は、
平屋の夏を快適に過ごすための技
に触れつつ、
以下のトピックでお届けします。

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平屋の夏は暑いは本当?

平屋で過ごす夏は、
本当に暑くて過ごしにくいのでしょうか?

実際に平屋で建てて
住んでいる方々の生の口コミを集めてみました。

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●我が家は平屋で120㎡ですが夏屋根(日本瓦)が焼けてかなり暑いです。

●現在、平屋の家に住んでいますが、真夏のように暑いです。
場所は九州です。
台所は扇風機を回しても暑くて汗が流れてきます。

●いま、平屋木造の一軒家にいるのですが、冷房をつけていても、屋内が30度以上あります。

どの口コミも、居住者の方は、
かなり暑さいお困りのようですね・・・。

冷房をつけていても、
屋内が30度以上・・・というのは、
想像するだけでも、快適とは程遠い印象です。

この暑さの原因はどこにあるのでしょうか?

一体全体、何が平屋を
それほどにも過ごしにくい状態に
してしまっているのでしょうか?

平屋が暑くなる原因は何?

平屋の家が
夏場灼熱地獄になり、
大変過ごしにくい住環境となりうる
背景にはいくつかの原因があります。

平屋の居室は屋根と近い

平屋が暑くなる原因のひとつとして、
屋根と部屋が近い
という構造上の理由が挙げられます。

断熱性能にもよりますが、
気密性がさほど高くない
2階建て住宅の場合、
真夏に冷房に頼らない状態で、
1階と2階の室温を比べると、
かなりの温度差があることが
体感できるかと思います。

平屋は平面で設計されています。

そのため、
屋根が近く、太陽に照らされて
こもった熱が、居室まで届きやすい
状態になってしまうのです。

照りつける太陽によって
受ける熱射だけではありません。

平屋の通風は重要

通風の有無も、
居室内の快適指数に影響を与えます。

平屋の場合、
立地や建て方によっては、
通風が悪くなることがあります。

特に、
台所など熱を発する場所では
室温が上がり気味になりがち。

適切なひさしの設置有無

さらには、
最近の住宅では、ひさしが少ない
住宅も見受けられます。

ひさしは、
一定のバランスをもって設計
されている場合には、
うまく夏の太陽を遮り、
冬の恵の太陽の光を室内まで
届けてくれます。

一方で、
もしひさしのバランスが
適切でなかった場合には、
居室に届く光の配分が崩れ、
平屋での過ごしやすさに
直接的な影響を与える可能性が
高まります。

開口部の面積や天窓の位置

もうひとつ、
着目しておきたいポイントがあります。

それは、
窓などの開口部の位置や大きさ。

あるいは、
天窓の位置だったりします。

窓は熱損失率が大きいパーツです。
そのため、
夏には、夏の暑さが入ってきたり、
冬には寒さがしのびよるように
窓を通じて室内に侵入します。

注意しなければならないのは、
設計プラン時に、施主の要望として
例えば「天窓をこの位置につけてほしい」
などといった要望を伝えた場合。

その要望が、
デメリットを告げられないまま
メリットだけが先行して施主の要望として、
そのまま採用されてしまうことも
あり得るからです。

施主は、建築に関して素人の場合、
メリットは予測できたとしても、
それに付随する具体的な
デメリットについては、思い及ばないことが
往々にしてあります。

そんな場合、
実際の不都合に気付かないまま、
設計士が施主の希望としてプランに組み込み、
依頼に即した建物が建てられた結果、

住み心地の悪い家になる・・・

ということが起こり得るため、
ここについては、
十分な検討が必要になります。

こうしたことから、
マイホームのプラニングをするに
あたっては、施主の希望を100パーセント
鵜呑みにするのではなく、
実際の現場経験に基づいて、
実践的なアドバイスを
親身になってしてくれる担当者
家造りを進めるのが望ましいでしょう。

良いと思ったことについては、
時には施主の意向とは異なる形でも、
あえて実際の住み心地を想定しながら、
別の良案を提案してくれる。

また、
メリットだけでなく、
あらかじめデメリットについても、
丁寧に気付かせてくれるような、
頼りがいの感じられる担当者と巡り合えれば、
それは、戸建て新築という
一生一大プロジェクトの船頭さんとして、
とても心強い存在になることは、
間違いありません。

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平屋で夏の暑さをしのぐ方法・小技とは?

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では、
可能な限り夏の暑さをしのぐために、
平屋でできる対策として
どのようなものがあるのでしょうか。

断熱性能アップ

まだ、施工前であれば、
屋根の断熱を手厚くする、
という手法は比較的有効と考えられています。

家は、基本的に
「断熱性能」が低ければ
夏は暑く、冬は寒くなるからです。

気密性を高めることで、
外気の影響を受けにくい
室内環境を生み出すことができます。

外気の取り込み換気機能の向上

例えば、
「気密型床下換気孔」から外気を入れて、
”天窓”や”越し屋根”から排気することで
上下方向からの「夏型換気」を行う
という方法もあります。

開口部の工夫を行う

実は、室内環境に影響を与える
熱は、開口部を通じて入ってくる割合が
高いという事実があります。

つまり、
自然光の明るさにこだわり、
開口部を大きくしすぎると、
せっかく気密性を保っていたとしても、
窓から熱が出入りしてしまうので、
室内の快適温度を維持することが
難しくなるケースが出てきます。

これに対しては、
1次的には、
こんな方法が考えられます。

断熱サッシュ、
LOW-Eガラスで日射量を軽減する。

最近は、
サッシュも樹脂製の商品が出回り、
LOW-Eガラスも内部にガスが封入され、
熱が伝わりにくくなるよう
工夫された商品があります。

しかし、第一次的には、
「窓から入る太陽光を、ガラスの外側で
シャットアウトする方法」が有効です。

ゴーヤカーテンなどの
自然素材を植えて育ててみてもいいですが、
手間もかかります。

もし、手間をかけずに
とても安上がりにしたいと思う場合は
”スダレ”や”スノコ”を活用してみては?

ちなみに、自身の場合は、
お茶の栽培時に日よけとして用いられる
農業用(?)黒い日よけネットを
ホームセンターで購入して設置することで、
適度な明るさを保ちつつ、熱量をおさえて、
室内環境の暑さを改善することができました。

ちなみに、
カーテンやブラインドなど、
開口内部で日射遮蔽がよいかと思いきや、
建物自体がひとたび熱を持ってしまうと、
開口内部で日射遮蔽によって
直接的に得られる効果は少ないのだそう。

平屋で夏の暑さ対策を
施す場合には、
こうした効果の有無も考えながら、
取り組むことが大切になりそうです。

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相見積で後悔のないマイホームを手に入れる!

住宅は人生最大の買い物と言われます。

一戸建てのマイホームは、
まさに、
コツコツためてきた貯蓄を投じたり、
頭を悩ませながらローンを組んだり、
様々な足し算と引き算、悩みや決断の末に
ようやくカタチになる大切なお買い物です。

あとから後悔することが少なくなるよう、
納得した上で決断するために
大切なことは、やはり
情報収集と自分なりの分析。

これに尽きます。

時間と手間はかかりますが、
ぜひ自分たちの希望を洗い出した上で、
それを実現するための方法を、
様々な角度から眺めてみて下さい。

間取りひとつとっても、
例えば「35坪の平屋を建てる」
といった場合、
いろいろなハウスメーカーの提案プランを
見比べると、それぞれの特徴や設計上の工夫があります。

同じところ、違うところを見比べながら、
よい部分を盛り込むことで、
自分たちのすまいに対する希望も、
より明確になって、次第に洗練されていくことでしょう。

情報収集のために、
住宅展示場に足を運び、
各社を見て回るのもよい方法ですが、
ここで情報提供をすると、
営業マンの人が直接自宅訪問に訪れたり、
といった営業攻勢が本格化します。

また、
妊娠中であったり、
小さな乳幼児さんをお連れの方は、
子供たちがぐずってしまって、
なかなかゆっくり現地をまわれなかったり、
営業の方のお話を
落ち着いて聞くことができなかったり、
といった場面にまま遭遇します。

ご多忙でなかなか時間がとれなかったり、
どこから動いたらよいかよくわからないので、
とにかく効率的に情報収集したい、
とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そんな時便利なのが、
インターネットのお役立ちサイト。

平屋の住宅・プランを
在宅にて手軽に無料見積できるサイトも
ありますので(↓)、活用してはいかがでしょうか。

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個人的には、住宅の土地はもとより、
どのような建物を建てるか、という点も、
ある種のご縁のようなものがあると思います。

土地ひとつとっても、
建物ひとつとっても、
なんとなくひっかかる点がある場合には、
あまり無理に急がず、
本当にいいなぁ、と思えるような、
納得できる出逢いに、巡り合えると素敵ですね。

皆さまの家作りが、
願いの叶う、思いのこもった
ステキなマイホームとしてカタチになることを、
心をこめて願っています。

長文最期までお読みいただき、ありがとうございました。

どうぞ他の記事もごゆるりとお愉しみ下さいませ。

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