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昌幸と信繁は信長の元へ急いだ。
場所は諏訪の法華寺。
果たして、信長は
徹底抗戦を唱えていた真田を許し、臣下に迎えるのか。
そもそも、ふたりは生きて戻ることができるのか。
「これも一つの戦である。
父の戦いぶりをしかと目に焼き付けておけ」
信繁にそう言い放って、昌幸は、
堂々と胸を張り、大勝負に挑む。
二人は控えの間に通された。
信幸は諏訪での信長と昌幸の対面が
心配でとにかく落ち着かない。
法華寺の廊下を昌幸と信繁が
滝川一益に案内されて歩いていく。
いよいよ信長との対面だ。
広間に入ると、さすがの昌幸も緊張して座し、
信繁は廊下に控えて待った。
ふすまが開き、
まずは信忠と家康が入ってきた。
「わが父に会わせる前に、確かめておきたいことがある」
信忠は二通の書状を掲げた。
信忠は二通の書状の矛盾をつき、
二心を疑ったが、昌幸は涼しい顔をしている。
「方便でござる」
力のある国に囲まれた
真田のような弱い国衆は、
知恵をもって乱世を生き抜くしかない。
「かくなるうえは、信長公には、
上杉からわれらを守り抜いていただかなくては
困りますぞ!」
昌幸の眼光が鋭く迫り、
信忠を圧倒した。
一方の家康。
もしや、昌幸が、上杉宛に
偽の書状を書き、織田の手に入るように
策を講じたのではないかと問うてきた。
「大の戦上手である真田安房守昌幸は、
上杉からも誘いが来るほどの大物である。
そう、われらに思わせようとしたのでは?」
実は、織田は上杉と親睦を望んでいる。
そのため、家康に仲立ちを求めて、
重臣・直江兼続が来ているので、
書状の真偽は、直江に尋ねれば明らかになるのだ。
ひるまず、昌幸は
「確かめたければ、確かめるがよろしい」
と、一歩も引かずに家康と対峙した。
そして、家康はとうとう
読み違いだと認めて、この場は収束した。
広間のふすまが開いた。
そして、信長が姿を現した。
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