今回は、コンパクトで且つ
レンジ機能とオーブン機能が一体になった
一人暮らしにも便利なオーブンレンジについて
おすすめメーカーの比較ランキングをご紹介します。
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結論から申しますと、
コンパクトタイプのオーブンレンジに関して、
同価格帯の商品群を
製品別に比較した場合のおすすめメーカーランキングは、
1位:パナソニック
2位:シャープ
3位:日立
4位:東芝
となりますが、重視する使い勝手のポイントによっては、
これらの順序は入れ替わります。
そこで、以下、
オーブンレンジの比較を行う際の視点や、メーカー別比較、
コンパクトモデルや高機能モデルの製品比較に関する
実データ(グラフ)を用いて、
その根拠についてもご紹介していきますので、
ご購入を検討されている方は、
ご購入に先立ってのご参考となれば幸いです。
レンジとオーブンレンジの違い
ところで、具体的な比較に入る前に、
抑えておくと便利なポイントがあります。
「レンジ」と「オーブンレンジ」の違いって
ご存知ですか?
単機能レンジとは?
いわゆる「電子レンジ」と読んでいる機械は
「単機能のレンジ」のこと。
マイクロ派で温める仕組みの
機械を指す言葉です。
「あたため専用」利用専用として、
コンビニや、病院の共用スペース等にチョコンと
設置されている、白いシンプルな
あのレンジこそが「単機能レンジ」です。
「単機能レンジ」のメリットは、
なんといっても価格の安さ。
「あたため以外の機能はいらない」という方なら
検討の余地はあります。
しかしいながら、価格も1万円台からと安い分、
センサーの仕様など、装備や基本性能面での仕様は
見劣りするケースが多く、
昨今、オーブンレンジが高機能化する中で、
「単機能レンジ」の機種は減少、市場では縮小傾向にあります。
スチームオーブンレンジとは?
一方、
最近幅をきかせているのが、
「スチームオーブンレンジ」。
通常のマイクロ派による
電子レンジ機能に加え、
庫内へのスチームが自動噴射機能が装備され、
オーブン調理もできるため、
調理の幅が広がる点がメリット。
ちなみに、
最初にスチーム加熱をとりあげたのは
今経営難で取り沙汰されている「シャープ」。
斬新な商品開発で、当時「ヘルシオ」が一躍有名になり、
爆発的に売れる一大ブームを引き起こしました。
「スチームオーブンレンジ」は、カロリーカットや
塩分カットなど、健康面にも配慮した調理方法が可能で、
温め+様々な調理を1台でこなせるのは大きなメリットです。
その分、機械の容積が大きくなったり、
価格が高くなる点がデメリットかと思います。
最高上位機種は9-10万円と高額ですが、
コンパクトなタイプは、
価格も3-4万円台とリーズナブル。
2万円前後で電子レンジを買うのであれば、
後々のことを考えて、3-4万のオーブンレンジを
背伸びして手に入れることは、むしろ賢明かもしれません。
おいしい出来立てを楽しみお財布にも優しく
外食すると、案外野菜が少なかったりしますよね?
それに、
料理のおいしさは、何につけても、
出来立てに勝るものはありません。
ピザを焼きたい、
おいしい焼きいもを食べたい、
クッキーやケーキを焼きたい、
・・・
ただご飯やお弁当をあたためるだけでなく、
おいしい一品をオーブンレンジまかせで
作ってみたい or 作るかも・・・という方は、
スチームオーブンレンジにしておいても
損はないのではないでしょうか?
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オーブンレンジ2016年人気動向は?
さて、
では、2016年のオーブンレンジの人気動向は
どのような状況になっているのでしょうか?
メーカー別オーブンレンジの売れ筋は?
次の図をご覧下さい。
これは、直近3カ月の大手オーブンレンジメーカー毎の
販売シェア率をグラフにしたものです。
「紫」の線がパナソニック、「緑」がシャープ。
そして、「青」が東芝、「オレンジ」が日立を示しています。
出典:http://trendsearch.kakaku.com/
パナソニックとシャープの一騎打ちが続く!?
2015年には、パナソニックとシャープの一騎打ちがみられた
オーブン電子レンジ市場。
2016年も、1位と2位は、
パナソニックとシャープがせめぎ合っている様子が窺えます。
パナソニックは、機能面でのオールマイティーさが
支持される理由のひとつ。
一方、昨今、経営難が取りざたされているシャープですが、
オーブンレンジの市場では
「ヘルシオ」ブランドは健在!
”健康調理”のイメージと独自技術を用いた
商品力は、依然シャープの強みとなっており、
上位に食込んでいる様子がわかります。
東芝のオーブンレンジの特徴は?
東芝は、他メーカーに比べると、
カタログを見ただけでは、派手な機能アピールが少なく、
一見特徴が見えにくいように思われます。
しかし、
「業界最高温度の350℃」オーブンを搭載するなど、
オーブン機能が充実していることに加え、
もともと、電子レンジの基本性能については定評があり、
廉価機種も充実しているメーカーだったりします。
日立のオーブンレンジの特徴は?
日立は、センサー機能に個性があるメーカーで、
独自のセンサーシステム「GPS」を採用しています。
これは、
重さと位置、そして温度センサーでセンシングする技術。
機械が重さを感知してくれるので、
レシピ通りの分量でなくても、ほどよく加熱できるよう
オーブンレンジが自動調整してくれるので
レンジ(あたため)機能をよく使うユーザにとって、
特に使い勝手が良い様子。
ちなみに、
2015年には赤外線センサーを追加し、
業界で初の「W(ダブル)スキャン」システムを搭載。
食品の重さと温度を両方をはかることで、
より動作の精度が上がっています。
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一人暮らしにおすすめなコンパクトオーブンレンジ2016年は?
さて、各メーカーともしのぎを削るオーブンレンジ市場ですが、
高機能機種だけでなく、一人暮らし向けにおすすめな
コンパクトなスチームオーブンレンジも、
各社から販売されていますので、
それぞれの特徴やサイズなどを簡単にまとめてご紹介します。
パナソニックエレックオーブンレンジNE-MS262(26L)
コンパクトで手軽に使えて、お値段も手ごろな
パナソニック製のオーブンレンジは、
こちら、エレックの26Lモデル↓。
1.自動メニュー人数設定
※家族やシーンに合わせて1~4人が選べる。
2.揚げずにヘルシー「ノンフライ」メニュー
※から揚げやえびフライなどを油で揚げずに、おまかせで作れる。
3.「お弁当セット」
※主菜と副菜を一度に一緒に焼き上げる「時短料理」ができる。
●サイズ:外寸(幅50cm×奥行40cm×高さ34.7cm)
※後ろピッタリ、左右各2cm、上方10cm以上あける必要あり。
●メニュー数
取説掲載レシピ数:63
自動メニュー数:38
ヘルシオオーブンレンジAX-CA200-W/R(18L)
スチームオーブンをはじめて発売したのはシャープです。
「ヘルシオ」ブランドとして、
健康志向オーブンの先駆けを開拓したシャープに、
追随する形で、オーブンレンジの
スチームオーブン機能が充実をみせたといっても
過言ではないのではないでしょうか?
シャープは、カラーリングを選択できます。
ラインナップには、
鮮やかな赤いボディーと、クリーンなホワイトがあるので、
お好みで選べます。
ウォーターオーブン「ヘルシオ」の特徴は以下のとおり。
1.複数の食材を一度に調理「カンタン焼き・蒸し」
2.かしこくあたため、ほどよく解凍
3.コンパクト設計で奥行40cm!
●サイズ:外寸(幅49cm×奥行40cm×高さ34.5cm)
※左右5cm以上、上方10cm以上あける必要あり。
●メニュー数
クックブックメニュー数:166
自動メニュー数:102
ヘルシオは調理に独自の技術である
「ウォーターヒート技術」を採用しています。
これは、ヘルシオだけが採用している仕組みで、
最初から最期まで水で焼くことにこだわった調理法。
水蒸気を加熱して、
100度以上の気体に変え、
蒸気の力で低酸素調理を実現することで、
抗酸化作用のある栄養素をこわさずに
摂取できるのだそう。
ヘルシオは減塩と脱油を謳っており、
実際に、カロリーオフ目的で、
天ぷらやフライ類をヘルシオで調理してから
食べたりしているヘルシオ愛用ユーザもいるんだとか。
健康を考えると、油を控え、
塩分を落とせるのは嬉しいですよね?
からだの老化には、”酸化”が関連していると言われています。
抗酸化栄養素を壊すことなく、
おいしくヘルシーな調理法にこだわりたい方は
一見の価値ありの機種です!
東芝オーブンレンジER-ND8(26L)
東芝のオーブンレンジが採用しているのが「石窯ドーム構造」。
これは、庫内全体(扉部を除く)から、
遠赤外線を放射して、食材を包み込むように加熱する方式。
最高モデルだと270度を誇る高温ですが、
今回ご紹介するコンパクトモデルでも、250度と
遜色ない高温で、グリル調理を仕上げてくれます。
1.ワイド&コンパクトな加熱水蒸気モデル(給水カセット式)
2.赤外線センサーで、お料理のシーンに合わせて解凍を選べる
①スチーム全解凍:ムラなくきれいに解凍
②お急ぎ全解凍:スピーディーに下ごしらえ
③さしみ解凍:生のままで端煮えしにくい
3.とれちゃうコートでお手入れらくらく
●サイズ:外寸(幅48cm×奥行39cm×高さ35cm)
※左1.5cm、右4.5cm以上、上方10cm以上あける必要あり。
●メニュー数
取説兼料理集レシピ数:154
忙しい時に嬉しいのが、お手軽料理。
耐熱ボウルがひとつあれば、ぱぱっと作れる
調理時間3分・5分・8分のメニューも充実しています。
お弁当に入れたり、毎日のお惣菜にプラスアルファできる
シンプルメニューって、重宝しますよね?
使いこなせるようになると、日々の強い助っ人になってくれそうです。
日立オーブンレンジMRO-RS8(31L)
このモデルは、同価格帯の
コンパクトレンジの中では、31Lと、
最も庫内容量が大きいのが特徴のひとつ。
1.センサーに機能に優れており、
トリプル重量スキャナー+温度センサーで
重さも考慮して加熱時間を調整してくれます。
2.加熱水蒸気でノンフライ調理
3.調理後の汚れが見えやすい、明るい庫内色を採用
●サイズ:外寸(幅48.7cm×奥行43cm×高さ36.5cm)
※左右5cm以上、上方10cm以上あける必要あり。
●メニュー数
レシピ数:175
オートメニュー数:75
10分メニューや、少量メニュー、
ヘルシー調理メニューやノンフライメニューなど
1人暮らしでも使えそうなカテゴリーに分かれています。
ちなみに、注意しなければならないのは、トースト機能。
ヘルシオは、自動トースト機能がついていますが、
日立のこちらのモデルは、途中で裏返しが必要。
しかも、約14~23分もかかるというのが難点・・・。
トースト機能はトースターで行う!という場合はよいですが、
トースターならわずか3~5分でできることが、
大きなオーブンレンジを使って
トースターで焼いた場合の3~4倍の時間と労力をかけて
パンを焼くかというと・・・ちょっと疑問が残ります。
コンパクトオーブンレンジ製品毎比較2016年
コンパクトオーブンレンジというテーマで、
人気メーカーごとに、同価格帯の
オーブンレンジの機能を紹介してきましたが、
ここでぜひ把握しておいていただきたい、興味深いグラフがあります。
これは、過去6カ月の販売シェア率を、上記でご紹介した
製品別にグラフ化したものです。
グラフをよく見ると、
コンパクトオーブンレンジの領域については、
1位争いをパナソニックとシャープが繰り広げる
という展開には必ずしもなっていません。
なんと、
メーカー別人気では、4位となっていた
日立の製品ヘルシーシェフMRO-RS8が、
パナソニックにかなり肉薄し、あわよくば
追いつき、追い抜こうかという勢いで推移しているという点がポイント!
東芝の石窯ドームは下火ですが、
上位争いは、順位を入れ替えながら、日立も加わる中で
展開されていることがわかります。
ちなみに、
ご参考として、各メーカーのトップモデルである
オーブンレンジの人気ランキングを比較すると、
直近半年の推移は以下のとおり。
パナソニック製のビストロの人気が圧倒的高い一方で、
シャープのヘルシオも追い上げながら、
1位の座を奪い合う展開となっている様子が見られます。
高機能モデルでは、やはり根強い人気があるのが、
パナソニックとシャープなんですね。
そして、コンパクトモデルでは、
電子レンジ機能を重視しながらも、
オーブン機能も欲しいというニーズを背景に、
日立が健闘する・・・、という構図が
見られるのではないかと推測されます。
最期に
以上、一人暮らしを意識した
コンパクトオーブン電子レンジの、2016年モデルの
機能比較を行ってみました。
いかがだったでしょうか?
同じような価格帯やサイズでありながらも、
各メーカーでそれぞれが得意とする
技術が異なっており、
それゆえ売りとなるポイントや特徴も、
各製品で異なっていたように思います。
加熱水蒸気でヘルシ調理がしたいのか、
レンジ機能を使う機会が多く、
温め時の温度の調整の精度が高い方がいいのか、
あるいは、時短調理をしたいので、
ぱぱっとメニューが充実していたり、オートメニューが豊富な方がいいのか・・・
用途は、それぞれのユーザの方によって変わるかと思います。
ぜひ、ご自分の使い勝手にあった
お気に入りの1台と出会われますように。
最期までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の投稿もごゆるりとお楽しみ下さい。
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