赤ちゃんを授かると
気になりだすのが、名づけ。

特に、最初の子だと、
親のこめる思いも一層。

あれこれくたくたになるまで、
考えあぐねることもあるかと思います。

かつては女の子なら「子」をつけることが多く、
そのさらに前のおばあちゃま世代は、
ひらがな文字の名前も多くみられるなど、
名づけには、それぞれの時代の流れや風潮があります。

ところで、最近の時流とともに出てきた
「キラキラネーム」ってご存知ですか?

今回は、
「キラキラネーム」をテーマに、
以下のトピックでお届けします。

キラキラネームとは?

名前は、いわば
生まれてきてくれた赤ちゃんへの
最初のプレゼント。

そして、名前は
その人が一生、ともに生きていく、
大切なシンボルでもあります。

その名前のつけ方にも時代の風潮があり、
「キラキラネーム」とは、
一昔前には、まず見かけることがなかった、
一風変わった名前をさすことばです。

”今風”でありながら、
パッとみて読むのが難しい
「難読名」であることが多いのが、
キラキラネームの特徴。

いわゆる「珍名」で、
どちらかと言えば、
肯定的な意味をこめて使われます。

しかしながら、
あまりにも難解すぎたり、
かつてニュースにも取り上げられ物議をかもした
「あくまくん」など、
名前としていかがなものか・・・と思われるものについて、
否定的な意味で「DQNネーム」と
呼ばれることもあります。

では、具体的に
キラキラネームと呼ばれる名前には
どんな名前があるのでしょうか。

キラキラネームランキング

赤ちゃんの名づけに関する
スマホアプリを提供している
リクルーティングスタジオが集計した
「2015年キラキラネームランキング」によると、
年間を通じてアクセス数の多かった
キラキラネームランキング
3位は「愛翔」、
2位は「星凛」、
そして、1位は「皇帝」!

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どうです、読めますか?

「皇帝」はこうていではないですよ!

「皇帝」→しいざあ
「星凛」→あかり
「愛翔」→らぶは
などと読むそうです。

読み方のバリエーションも実は驚くほど豊富で、
例えば1位に輝いた「皇帝」は
「こうた」「さうざ」「すめかみ」「 ふらんつ」
と読ませる方法もあるんだとか。

ちなみに、ランキングに登場する
キラキラネームの中にはこんな名前も。

「一心」20位→(ぴゅあ)
「心人」27位→(はーと)
「大海」29位→(おーしゃん)
・・・

もはや音読み・訓読みの組み合わせによる
「難読」をこえて、感じの読みとは無関係な
当て字の域に入っています。

行き過ぎのキラキラネームは規制できる?

”あくまくん”まで行かずとも、
常識的に見て、
あまりにもキラキラすぎる名前には、
否定的な意見があるのも事実。

まだ自己主張ができないベビーに
どんな名前がいい?って聞こうにも聞けませんが、
だからといってどんな名前をつけてもよいわけではありません。

名前って簡単に変えられるものではないし、
大きくなってから、呼ばれて恥ずかしいな・・
と思うようなことになれば、
本人が気の毒だったりしますよね?

キラキラネームに対しては、
一般的に他人が見たときの、名前の呼びやすさはもとより、
何故その名前をつけたのか、
親が本人にちゃんと説明できることが大切、
という意見もあったりします。

実のところ、
法律上、親の名づけの権利や
命名の権利に関する根拠は、
親権に含まれると考える人もいるようですが、
実際は定説がない様子。

名づけは、
個人の思いや考え方が反映される”私事”なので、
国家は関与をしないというのが、基本姿勢となるようです。

命名権に絡んで、現在ある制約は、
戸籍法50条のみと言われており、
ここでは名前に使用できる「漢字」を定めています。

しかし、
読み仮名については、特段の規制がないのが実態。

例えば、名前のせいでいじめられたり、
子供にとっての不利益や福祉に反する事象と
名前との因果関係が明らかに示される場合でないかぎり、
法律での規制は難しいのではないかとの意見もあります。

参考:https://c-3.bengo4.com/c_1030/n_4080/

キラキラネームを選ぶかどうかについては、
法律云々の話はさておいて、
もっと、素朴な視点から、、
自分が生まれた時から、年を重ねるまでずうっと
その名前で呼ばれ続けたら、どんな風に感じるかを
具体的にイメージしてみるとよいかもしれないですね。

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名づけのコツって?

キラキラネームに限らず、
赤ちゃんの名づけって、
ある意味とても難しいと思う時があります。

あとから安易に変えられないし、
かといって、今風の無難な名前を選ぶと、
クラスで名前がかぶってしまうこともあります。

例えば、女の子の場合など、
「ゆな」ちゃん、「ひな」ちゃん、
結構多くて、幼稚園・保育園の規模でありながら
同じ呼び名の子どもたちが1クラスに複数いたりすることも・・・!

また、
画数や五行にこだわり、よい名前を探そうとすると、
案外制約が多く、思いにかなう漢字が選べなかったり、
漢字にこだわると、逆に読み方が微妙になる場合もあります。

なので、名づけの際には、
キラキラネームも含めたたくさんの候補を参考にしつつ、
良識の範囲の中で、ありったけの思いをこめて、
選んでみるというのはいかがでしょうか?

人の名前は、その人の人格をも左右する時があります。
くれぐれも、あとから後悔することのないよう、
よく考えた上で、コレ!と思える
納得できる名づけとなるよう願っています。

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