睡眠は、食事と同等か、
それ以上に、
日常生活のクォリティを
左右する大事な要素と言えます。

最近は、
なにかとストレス社会で、
精神的な負担が増える中、
●なかなか寝付けない
●夜中に何度も目覚める
●目覚め後も疲れがとれない
といった症状、
いわゆる「不眠症」で
悩む人も増加傾向と聞きます。

そこで、今回は
100歳を超えてなお
現役医師を務めている
「ドクター日野原の睡眠方法」
をテーマに、
以下のトピックでお届けします。

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日野原重明先生の睡眠の長さは?

健康には、適度な睡眠が
欠かせませんが、
日野原先生の睡眠時間は
案外短いということをご存知ですか?

睡眠時間は、
100歳を超えてからも
平均して「6時間」

だいたい
12時に寝て、朝6時に起きる
生活を送っていらっしゃるそう。

その前の年までは、
4~5時間しか寝なかった上に、、
100歳までは
「徹夜」する日もあったそうです。

徹夜も、
次の日がお休みだからやるのではなくて、
病院勤務を控えている日であれば
そのままお仕事に向かわれるそう。

睡眠で大切なことは?

睡眠で大切なポイントは、
睡眠の質」だと
日野原先生は言います。

睡眠というのは、
必ずしも数値ではかれるものではなく、
何時間寝たから大丈夫、
というわけでもない様子。

だから、
健康であるというのが
自分の心の持ち方で決まるのと
同じように、睡眠も
「いかに熟睡できるか」が
重要になるというのが、
日野原先生の睡眠に対する
考え方となっているようです。

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熟睡するための3つの工夫とは?

日野原先生は、
熟睡するために2つの工夫を
実践しているそう。

うつぶせ寝

ひとつは、
お腹を下にして寝る方法。
寝る時に、不安や
沈んだ気持ちを抱えていると、
なかなか眠れないもの。

仰向けで寝ると、
なにかとあれこれ考えてしまいやすくなるので、
他の動物たちと同じように、
お腹を下にして眠ることで、
寝つきをよくする試みなんだとか。

また、
寝入りや目覚めた時に、
楽しいことを考えるようにしている、とも。

昨日あった嬉しかった出来事、
今日控えている
わくわくするようなイベントなど。

こうした、日々の心のもちかたが
ポジティブマインドを作り出して
よい循環に導いてくれるのかもしれませんね。

好きなことに没頭する時間を持つ

ちなみに、
日野原先生の場合、
原稿に執筆作業がとても好きで、
集中していると、時間が経つのも
忘れてしまうんだとか。

それで、
結果的に徹夜になってしまう、
というパターンが多かったそうです。

書き上げたあとにやってくる
達成感。

やりがいがあるから、
疲れを感じない、
と日野原先生は言います。

いやいややっていたら気持ちも
重たくなる一方で、
自分の関心が深かったり、
気持ちが向く時間を自由に
楽しむと、時間の過ぎるのも
思いのほか早かったりしますよね?

自分の心や気持ちに素直に、
何かに没頭し、充実感や達成感を持てる
ひとときを得ること。

そんな、いたってシンプルな法則が、
ひいては睡眠の質にまで
影響を与えているんですね。

適度な運動を欠かさない

3つめは、運動について。

ひとは誰しも、歳を重ねると
からだのどこかしこが
調子が悪くなります。

数値が正常値を超えたり、
足元がふらついて、
こけやすくなったり・・・

日野原先生は
もともと運動が好きで、
1日5,000歩を目標としているそうですが、
診察がある日などは
かなわない日も多い様子。

そこで、
建物内の移動は
エレベーターやエスカレーターを
極力使わずに階段などを
利用して、運動量を増やす工夫
なさっていた様子。

目標があると
頑張るきっかけになったりするので、
日野原先生も、記録をつけていたそう。

また、
歩くのにもコツがあって、
ゆっくり歩くのではなくて
サッサッと速足で歩く

しかも、
つま先からではなくて、
かかとから着地するように
少し上を向くように歩くと
からだの動かす部分が増えて、
運動量もアップするそう。

同時に、
躓いてこけにくくなるようです。

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日野原先生はサリン事件対応にも寄与

実は、日野原先生は、
1995年に地下鉄サリン事件が、
発生したとき、
聖路加国際病院院長を務めておられました。

突如東京を襲った
未曾有のテロ事件の第一線で
指揮をとり、
多数の患者さんの命を救われたということを
ご存知でしょうか。

聖路加国際病院では、
毎週月曜日が幹部会議の日で、
サリン事件が起きた日も、
朝7時半から幹部会議が行われている最中に
警察から事件の連絡があったそうです。

原因がわからない中、
「今日の外来は中止、患者はすべて受け入れる」
ことを即断し、院内にアナウンスした
日野原先生。

迅速に医師10人を派遣し、
当日オペ予定の患者さんのうち
すでに麻酔がかかっている患者さん
意外は全て手術をとりやめ、
何による症状かがわからない中、
中堅医師には診断をつけるための
研究をするよう指示したそう。

災害医療でも、役割分担と
業務指示を明確に出したことで、
混乱を最小限に抑え、
多数のいのちを救ったその貢献は
計り知れないものがあると思います。

出典:http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2005dir/n2615dir/n2615_03.htm

そんな長寿を達成しつつ、
ご自分のためならず、
多くの貢献を現役で果たしている
日野原先生の生き様に
今回はフォーカスをあててみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の投稿もごゆるりとお楽しみ下さいませ。

日野原重明先生プロフィール

1911年山口県生まれ。京都大学医学部卒業、同大学院修了。1941年聖路加国際病院内科医に赴任。1951年北米のエモリー大学に留学。1973年(財)ライフ・プランニング・センター創設。予防医学の重要性を指摘し成人病に代わる「生活習慣病」という言葉を生み出す。2000年「新老人の会」結成。2005年には文化勲章を受章。著書に『生き方上手』『いのちの絆―ストレスに負けない生き方』など多数。
出典:http://ぐっすり.com/interview/interview23.html

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