日野原重明医師は、
1911年、山口氏生まれ。
2016年2月現在、
聖路加国際病院の名誉院長を務める
104歳の現役医師です。
今回は、そんな日野原重明医師の
長寿かつ現役の秘訣を探るべく、
ドクターの日々の食事やライフスタイルを
テーマに、以下のトピックをお届けします。
日野原重明医師って?
日野原医師のお父様は牧師で、
日野原医師ご自身も7歳で洗礼を受けた
クリスチャンであるということは、
意外と知られていないのではないでしょうか?
そんな日野原医師は
1932年に京都帝国大学医学部に入学し、
聖路加国際病院の内科医となったのは
1942年のこと。
2005年には文化勲章を受章、
著書も多数の刊行されるなど、
驚くほど密度の濃い人生を実現している
著名人のお一人です。
100歳を超えて、
現役医師を務めるということは、
並大抵のことではありません。
そんな多忙にもかかわらず
長寿かつ現役生活を支えているのが、
日野原重明流食事パターンだったりします。
日野原重明流食事の原点
日野原重明医師の食事は、
粗食、小食を大事にされており、
特に朝食と昼食は、とってもシンプルで簡素。
そのヒントを得た場所が、
京都帝国大学医学部時代に入った
「地塩寮」なんだそう。
かつてはクリスチャンしか入寮できなくて、
当時は、寮母がご飯、お味噌汁、お新香の
簡素な朝食を作ってくれたそう。
日野原医師は、その朝ごはん
物足りないと思った一方で、
ドイツ人留学生の朝食をふと見やると、
「黒いパンとコーヒー」だけ。
それをきっかけに、
シンプルな朝食もいいなと
思い始めたのだとか。
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日野原重明医師の食事
「朝食」はコーヒー、ジュース、ミルク、オリーブ油をとり、
「昼食」はミルクとクッキー2個だけ。
一方、
「夕食」はたっぷりの野菜をとり、
たんぱく質はヒレ肉か魚で
茶碗半分のご飯、
1日1300キロカロリーに制限されているそうです。
日野原医師の朝食
毎朝、
スプーン1杯のオリーブオイルを
オレンジジュースに入れて飲むそう。
量にして、約15g。
あるいは、別のメニューとしては、
朝食時、牛乳に大豆レシチンを
ティースプーン4杯入れて飲む方法も。
こうして作った特製ジュースに、
バナナ1本とコーヒーを添えていただくのが
定番の朝食だそう。
日野原医師の昼食
お昼は、朝食よりもさらに軽く、
牛乳とクッキー3枚程だけ。
忙しいために、
あまり食べる時間もない上に、
集中していると、
空腹感もあまり感じないんだとか。
日野原医師の夜食
夜食は、
シンプルな朝食・昼食とは対照的に、
バランスが整っておりちょっぴりゴージャス。
週に2回は脂身のない肉を90g程度、
その他の日は魚をいただくなど
たんぱく質の摂取にも余念がありません。
ブロッコリーやレタスなどの野菜類も
たっぷりとるそうです。
ご飯は毎日軽く1膳、
夜だけ召し上がるそうです。
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食事だけじゃなく運動も
日野原重明医師の健康長寿の秘密は、
実は食事だけではありません。
健康維持のためのシンプルな目標、
それはいくつになっても
「30歳の頃の体重を維持すること」
だと日野原医師はおっしゃいます。
暴飲暴食を控えて、いわば
からだへのエネルギーの
インプットとなる「食事」を整え、
アウトプットとしての日々の「運動」を続けることで、
30歳の体重から増えないように精進する。
今でこそ車いすを使っていらっしゃる
日野原医師ですが、
かつて日野原医師が徹子の部屋で
お話された内容でこんなくだりがありました。
運動のためにエスカレーターを使わず
階段を使う。時には2段跳びも。
それも、
エスカレーターを追い抜くぐらいの
速度できびきびと階段を登るといったことを
実践されていたお年の頃もあったようです。
そして、日ごろからカラダの変化を知る上で
体温計・血圧計・体重計の3つは、
いわば3種の神器。
朝起きた時や入浴後に体重をはかることで、
感覚ではなく、目に見える形で
体重の増減を知り、食事や運動等
日々の過ごし方を工夫するためのきっかけを
自分でキャッチすることができるのです。
東京オリンピックと聖路加国際病院
現在、日野原医師が勤める
聖路加国際病院は、「オリンピック病院」
つまり、東京五輪の際に、選手管理を行う施設として
選定されています。
日野原先生は、10年間のスケジュール帳をお持ちで、
2020年のスケジュールも半分以上埋まっているそう。
日野原先生が、元気にご活躍されるよう、
また、
私たちもそんな先生のライフスタイルを参考に、
一人でも多くの方が
健康で充実した日々を営むことができるようにと願っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
他の投稿もどうぞごゆるりとお楽しみ下さい。
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