日本で花粉症といえば
なんといってもスギ花粉症。
しかし、
スギの花粉の時期が終わっても、
逆に症状が悪化する・・・という方は、
ヒノキ花粉による花粉症の可能性があります。
そこで今回は、
「ヒノキ花粉症」をテーマに、
以下のトピックでお届けします。
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ヒノキ花粉の飛散時期は?
スギとヒノキの花粉は飛散時期ですが、
例年、ヒノキ花粉の方が少し遅れて飛びはじめます。
↓こちらは、花粉カレンダー。
出典:http://www.kyowa-kirin.co.jp/kahun/about/calendar.html
ヒノキとスギの飛散時期を比較すると、
ヒノキは、スギよりも約1カ月遅れで飛散し、
「3月下旬~5月上旬」に飛ぶことがわかります。
ヒノキ花粉症の症状は?
ヒノキ花粉症による主な症状は、
●くしゃみ
●鼻水
●鼻づまり
●目の痒み
です。
スギ花粉症の症状と同じような症状のため、
症状から、ただちに
原因物質を特定するのは難しいですが、
症状の出る時期から推測することは可能です。
ヒノキ花粉症の症状が出やすいのは、
「3月下旬~5月上旬」。
スギ花粉の時期と若干ずれるので、
スギ花粉が終わるタイミングで症状が悪化する場合は
ヒノキ花粉症の可能性が疑われます。
ヒノキ花粉症の検査は?
多くの場合、スギ花粉症と同様に、
血液検査を行って特定することができます。
ヒノキ花粉にカラダが反応する場合、
ヒノキに対するIgEというタンパク質が高値となり、
陽性となります。
そして、
ヒノキ花粉の飛散時期に症状があれば、
ヒノキ花粉症と診断されます。
スギ花粉症の人はヒノキ花粉症にも要注意!
実は、
スギ花粉症の人は、ヒノキ花粉症であることが多く、
スギ花粉症を発症した方のうち、
約7割がヒノキ花粉にも反応するとのデータも・・・。
スギとヒノキ花粉は形もよく似ているために、
スギに反応する人はヒノキにも反応しやすいんだとか。
スギ花粉のシーズンが終わりかけているのに、
4月になって、目のかゆみ、鼻水、くしゃみ、
鼻づまりが出てきたり、ひどくなったりする場合は、
ヒノキ花粉症を疑う必要があるかもしれません。
特に、
スギ花粉に反応する体質の方は、
スギ花粉症シーズンが終わりかけた頃になって、
ヒノキ花粉による症状が加わって重症化することもあるため、
スギ花粉シーズン後も
花粉飛散情報を確認しながら、
治療されるのがよいのではないでしょうか。
ヒノキ花粉症で起きる喉の痛みの原因は?
スギ花粉とヒノキ花粉の両方に反応する方の場合、
最悪2月中旬から5月上旬まで
花粉症の症状が続くことになることもありますが、
花粉症の症状って、とにかくつらいですよね・・・。
花粉症の症状というと、
目のかゆみや鼻水というイメージがありますが、
喉の痛みやかゆみといった症状が出る方も多いそう。
どうして、喉に症状が出るのでしょうか?
花粉症でなぜ喉が痛くなるの?
主な原因として、2つ考えられます。
1つ目は、口呼吸が増えるため。
花粉症で鼻がつまると、鼻呼吸が減り、
口呼吸になりがち。
口呼吸をすると、鼻呼吸の時に比べて
喉が乾燥しやすくなります。
喉が乾燥すると細菌がとりつきやすくなり、
結果的に、炎症が起きてしまうのです。
2つ目は、花粉そのものによる喉への影響。
花粉症は、
スギやヒノキなどの花粉がカラダに入ることで、
作られた抗体が、過剰反応することで起きます。
抗体が過剰反応すると、
”粘膜”が炎症を起こしやすくなります。
喉の組織も、目や鼻と同様に、
粘膜で覆われています。
喉は体の奥にあるため、目や鼻に比べると
花粉が届きにくいのですが、
喉に花粉が到達すると、炎症を引き起こし、
痛みやかゆみを伴う結果となるのです。
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風邪の時とどう違う?見分け方は?
喉の痛みは、風邪の症状の代表例ですが、
花粉症の喉の痛みと風ののどの痛みは
どう違って、どのように見分ければよいのでしょうか?
見分け方は主に2つあります。
1つ目は、「痛みの持続期間」。
風邪でのどが痛むのは、
喉が風邪のウィルスで炎症を起こしているから。
よほどひどい風邪でなければ
1週間もたてば痛みは落ち着きます。
しかし、
花粉症の場合は花粉がある限り喉の症状が続きます。
ひどい場合は、2月~4月頃まで、
花粉が飛散する期間中ずっと違和感を感じるケースも・・・。
2つ目は、「他の症状の有無」。
風邪が原因で、喉が痛い場合は、
鼻水や咳などの他の症状も伴うことが多く、
鼻水の質も、色の濃い粘り気のある鼻水が
出ることが多いのが、その特徴。
一方、
花粉症の場合はさらさらした透明の鼻水で、
発熱を伴わないので、
喉の痛みが続いているけれども、ずっと熱はない、
という場合は、花粉症の可能性が高くなります。
こんなケースに要注意!
花粉症は、昨年まで大丈夫だったのに、
今年になって初めて症状が出た!という方もいます。
特に、その場合は、
ご本人が自分でも気づかず、風邪かと思って受診したら、
実は花粉症による症状だった・・・、
ということが起こりやすいので要注意。
ドクターも、
その時点だけの症状では、痛みが花粉症によるものか
風邪によるものか、瞬時に判断できない場合があるそうです。
風邪と診断されて薬を処方されたのに、
いっこうに症状が改善しない場合は、
風邪が原因ではないこともありますので、
できるだけ早く再受診して、医師に相談することをお勧めします。
最期までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の投稿もごゆるりとお楽しみ下さい。
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