2016年から、
国民の祝日が1日増えます。

その名も「山の日」。

日にちは「8月11日」です。

お盆のシーズンが近いので、
夏季休暇とあいまって、
長期休暇への期待も高まりますよね。

そこで、
今回は「山の日」をテーマに、
以下のトピックでお届けします。

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「山の日」は8月の初祝日

山の日富士山
出典:https://retrip.jp/articles/20704/

山の日は、2014年(平成26年)に制定され、
実際の運用(施行)は2016年(平成28年)から
開始されることになりました。

8月は学校は夏季休暇で、
会社もお盆休みがあるため、忘れがちですが、
実は、
国民の祝日が8月に生まれるのは初めてのこと。

ちなみに、
新たに祝日が増える嬉しい”実感”という意味では、
1996年に「海の日」が設けられて以降、
実に20年ぶりとなります。

「山の日」設置の理由は?

では、なぜ
山の日が新設されたのでしょうか?

山の日については、
国民の祝日に関する法律
(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条で定められており、
ここに祝日の趣旨が書かれています。

山の日の趣旨は、
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」こと
だそう。
日本は、国土の73%を山地が占める島国かつ山国。

山の日日本宇宙より

日本一の高さを誇る山「富士山」は、
世界文化遺産に登録されており、
いわば日本の象徴的存在。

浮世絵にもたびたび描かれるほど、
古く歴史をひも解いても、
山というのは、日本国民にとっても
大変身近な存在だったりします。

ところで、
「山の日」は、ひとりでにできたわけではありません。

先日の記事では「父の日」が
ある一人の女性の訴えをきっかけに生まれたという
エピソードをご紹介しましたが、
「山の日」の制定に関しては、
日本山岳会をはじめとする
全国「山の日」協議会加盟諸団体や
既に「山の日」を制定していた地方自治体、
その他山岳関係者や自然保護団体等からの
意見を受けて実現したそう。

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「山の日」は何故8月11日になったの?

では、
なぜ山の日が8月11日に決まったのでしょうか?

「山の日」制定をめぐる議論は、
2013年から数年にわたり続けられてきました。

日にちについては、
当初いくつかの候補があり、
・6月上旬、
・海の日の翌日、
・お盆前、
・日曜日を祝日とするなど
多様な選択肢が示されていました。

これらの中から、
お盆休みと連続させやすいという利点
考慮して、お盆前の「8月12日」という案が
濃厚になったのですが、
ここで”待った”がかかります。

実は、
8月12日は、日本航空123便墜落事故と同日。
小渕優子議員らより、この日をお祝いすることに
違和感を覚えるといった懸念が示され、
最終的に8月11日に着地した、というのがその経緯。

2014年に国民の祝日に関する法律の改正案が
提出、可決され、成立しました。

山の日は英語で何という?

疑問質問

山の日は、英語で表現すると
Mountain Day」!

山=Mountain、
なので、英語の表現でも、そのまんまです。

さて、
祝日がお休みのサラリーマンの方々にとっては
吉報と思われる祝日の増加。

サービス業で祝日なんて関係ないという方にとっては、
むしろ出勤日が増えて嬉しくない!
という声も聞こえてきそうですが、
8月といえば、帰省やお盆の行事も多く、
日本全国津々浦々、なにかと人の移動が発生する時期。

「山の日」が、家族や親せきをはじめ、
様々にお出かけしたり、出会ったり、
人と人をつなげるささやかなきっかけとなるのではと
ふと思ってみたりします。

海外諸国に比べると、
日本人は長期の休暇やバケーションが少なく、
働きすぎとも言われる中、
素敵な夏のひとときを、 一人でも多くの方が
大切な方と一緒にお過ごしになれるといいなと願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
どうぞ他の投稿もごゆるりとお楽しみ下さい。

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