寒さが厳しくなると、屋外にクルマを
駐車している方が直面する問題。
それは霜や雪による
フロントガラスの凍結ではないでしょうか。
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冬の朝、クルマをすぐに始動したいのに、
自然現象にフロントガラスの視界が遮られて、
運転の為の安全な視野が確保できません。
朝はなにかと慌ただしく、1分1秒を争うときも。。
そこで、
冬のクルマのフロントガラスの視界を
短時間でより手軽に確保するための方法を
実例とともにご紹介します。
目次
動画:3条件でクルマの凍結と必要な解氷作業を徹底比較
まずは、百聞は一見にしかず、
ということで、
▼こちらの動画をご覧ください。
これはJAFが実施している興味深いユーザーテスト。
3台の車を一晩、氷点下の環境の中において
14時間放置して、凍結具合や
視界確保のために必要な作業を比較する、という内容です。
JAFユーザーテスト:テスト条件
3台のクルマは、それぞれ以下の条件で、テスト開始。
【A】凍結対策何もなし
【B】撥水剤を塗布
【C】カバーをかける
気温は氷点下、夜間に降雪もありました。
14時間後、どのクルマも雪が降り積もって真っ白に…。
さて、ここから本題の答えです。
それぞれのクルマの視界確保のために
どのような作業が必要なのか、
実際に作業をしてみて比較が行われます。
テスト結果car【A】凍結対策何もなし
【A】のクルマは「雪+霜+フロントガラス凍結済」でした。
よって、以下①~③の作業が必要に。
①スノーブラシでフロントガラスの雪を取り除く。
②スクレーパーで霜を削ぎ落すも、落としきれない。
③凍結部分の解氷テスト
③-a)凍結したフロントガラスに解氷剤をまんべんなく散布→1分で解氷
③-b)デフロスターのみで解かす→10分もかかった!
③の作業からもわかるように、
ひとたびフロントガラスが凍結したら、
解氷剤を使うのが無難。
寒さの厳しいヨーロッパでも、この方法はポピュラーみたいです。
デフロスターだけで対応するのは、時間もかかるし
ずっとアイドル状態になるので、
燃費や環境の面からも、あまりおすすめできないように見受けます。
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テスト結果car【B】撥水剤を塗布
【B】のクルマも「雪+霜+フロントガラス凍結済」。
但し、【A】のクルマに比べて、
凍結部分への対応(霜の除去)が楽ちんで
スノーブラシのみで視界を確保することができました。
①スノーブラシでフロントガラスの雪を取り除く
②凍結部分をスクレーパーで削ぎ落す。
テスト結果car【C】カバーをかける
そして、最後、
【C】のクルマは「フロントガラス凍結なし」でした!
よって、始動前の作業としては、
フロントガラスのカバーを取り除くだけでOK。
カバーの内側には雪なく、フロントガラスも未凍結。
JAFユーザーテスト:結論
結果的に、3つのパターンの比較では、
【C】フロントガラスにカバーをかける方法が、最も効果的だということが
わかりました。
寒冷地ではドアの水滴と翌朝のドア凍結に注意!
ちなみに、
ドア内部を濡らした状態で、
氷点下の環境にクルマを放置すると
ドアが凍結して、いざ乗ろうとすると、、、ドアが開かない!
という事態になりかねません。
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JAFのユーザーテストの結果によると、
普段であれば、5kg程度の力で簡単にあくドアが、
20kgを超える強い力で引き続けて、ようやくあくといった状態に。
ドアが凍結するのは、ドア周辺についた水滴が
低い気温で凍ることが原因。
雨天時などドア内部が濡れたまま駐車をすると
ドアが凍結する恐れがあり、
ドアが開かないばかりか、無理にこじあけようとすると、
最悪の場合、車体のゴムやドアノブが破損する恐れもあります。
なので、
寒冷地での駐車時は
窓やドアの凍結にくれぐれもご注意下さいませ。