一戸建てにお住まいの方で、
庭管理につきものの悩み。

それは、
いかに手間なく、美しく庭を保か、
ということではないでしょうか?

平地はもとより、
特に傾斜地での庭管理は大変で、
一度は芝生をはったものの、
芝刈りの大変さに困り果てて、
他の方法に切り替える方も多いのだとか。

そこで、今回は、
傾斜地の庭管理を楽にする
秘策をご紹介します。

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傾斜地の庭管理に除草剤はNG?

少しばかり放っておくと、
みるみるうちに伸び放題になる
雑草の生命力の強さ。

平地と異なり、
傾斜地の庭管理で難しいのは、
ただ除草剤をまいて草を一掃すればよい、
というわけではすまない点にあります。

理由は、斜面の場合、
土壌がむき出しの状態になっていると、
大雨の時に土が流出するから。

斜面の土が流れると、最悪の場合、
斜面が崩れる恐れも高まります。

傾斜地石積のメリットとデメリット

傾斜地の庭管理で、
土留めと呼ばれる対策を施す方法は、
いくつかあります。

最も土留め効果が高く、
雑草の管理も楽になる方法は、
「石積み」とする方法。

斜面でも、昔ながらの石積みを拵えたり、
例えば、30度程度の傾斜であれば、
少し大きめの栗石を置くことで、
斜面の土壌流出をおさえることができます。

また、石を厚めに置いた場合は、
地面が石によってカバーされ、
雑草が生えにくくなるので、
草とりの手間がなくなります。

デメリットは、
殺風景で冷たい印象の庭に
なる可能性があること。

とがった石の斜面で、
小さな子供たちが遊んだり、
うっかり転んだりすると、
大きな怪我をするリスクも出てきます。

また、施工面積にもよりますが、
石を敷く場合は、
芝生などの植物を植える場合に比べ、
よりコストがかかると言えるでしょう。

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傾斜地に芝生メリットデメリットは?

石は好みじゃないなと思う場合、
芝生をはる方法もあります。

芝生をはる方法は、
石を敷く場合に比べると
コストは安くすむ傾向にあります。

また、
適切に手入れをすれば、
しっかりと根が張るので、
土留め効果が期待できます。

緑の芝生が心地よく広がる
美しい庭によって、
建物も映えるので、
ナチュラルな雰囲気の
美しい住まいを手に入れることができます。

一方で、デメリットもあります。

なにせ、芝は生き物。

温かい時期は、よく伸びるので、
頻繁な芝刈りが欠かせません。

手間を惜しむと、
必要以上に伸びたり、
コンクリートブロックや
レンガのスキマに入り込んだり…と、
管理が大変。

そして、
芝刈りの労力を減らすために、
機械を使う場合、平地ならば
大きな問題にはならないのですが、
傾斜地だと操作が難しいために、
素人が扱うと怪我のリスクも
高まります。

傾斜地グランドカバーの秘策イワダレソウ(クラピア)

石も好みじゃない、

芝生は手入れが大変そう・・・

法面が崩れないよう対策はとりたい。

こんな悩みをお持ちの場合、
ぜひ試していただきたい方法は、
グラウンドカバーを植えること。

一度、広がって定着さえすれば、
芝に比べると、圧倒的に
管理の手間がかかりません。

比較的温暖な地域でおすすめの
グランドカバーは、
「イワダレソウ」や「芝桜」。

また、
乾燥にも強く、冬でも緑が楽しめる
品種として「伊吹麝香草(イブキジャコウソウ)」も
人気があります。

何れも季節がめぐると、
愛らしい花を咲かせます。

グラウンドカバーを
うまく定着させるためのコツは、
最初のひと手間を惜しまないこと。

地面にそのまま植えるのではなく、
まずは一度除草をして、
防草シートを敷いて下さい。

そして、
防草シートに切り込みを入れて、
グラウンドカバー用の苗を
植えて下さい。

こうすることで、
防草シート部分の草取りの手間が減る上、
定食したグラウンドカバーの苗が、
雑草に負けることなく育つ環境を
整えることができるため、
全体として、管理の手間を
減らすことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

斜面での庭管理について、
おさえておきたいポイントについて、
いくつかの対策を挙げながら、
メリット、デメリットについて、ご紹介しました。

・法面に除草剤はNG。
・斜面の土流出予防策が必要。

・土留め対策として石積は有効。
・但し、やや高価。
・殺風景になったり、子供が怪我するリスクも。

・芝生は、石積より安価。
・緑が美しく、風景に馴染みやすい。
・但し、芝刈りの手間あり。
・特に斜面の芝刈り機利用はリスクが高い。

・石積、芝生ともにNGなら、グラウンドカバーがおすすめ。
・イワダレソウ、シバザクラ、イブキジャコウソウ等。
・防草シートの活用で全体管理が楽になる。

斜面の庭管理は、
ただ雑草や見た目の美しさだけではなく、
土留めの対策を気に
かけなければならないために、
平地にはない庭管理の苦労がつきまといがちです。

今回ご紹介したグラウンドカバーは、
広がりやすく、芝刈りのような手間がない上、
何れも清楚な花を咲かせて、
見た目も楽しませてくれますので、
ご興味があるようでしたら、ぜひ一度お試し下さい。

最期までお読みいただき、
ありがとうございました。

他の記事もどうぞごゆるりと
お愉しみ下さいませ。

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