大河ドラマ「真田丸」のテーマソングは
ヴァイオリンの美しい音色で彩られています。
そのヴァイオリン・ソロを担当するのは、
世界でトップレベルの実力を誇る
若手のヴァイオリニスト三浦文彰(みうら ふみあき)。
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実力あるソリストの演奏動画
三浦さんは、
世界の最難関とも言われる
ハノーファヴァイオリン国際コンクールで、
史上最年少の16歳で優勝を飾った新進気鋭の逸材。
そんな彼の貴重な演奏動画が↓こちら。
Yamahaが主催した2011年のYVN500Sの記者発表での三浦さんの演奏の様子です。
難関コンクール最年少優勝時のニュースと動画
また、国際的に大きな話題を呼んだ
ハノーファバイオリン国際コンクールに関して、
NHKのニュースに取り上げられた際の動画は→こちらです。
ハノーバ国際コンクールとは?
「ハノーバー国際バイオリンコンクール」は、
ドイツで3年に一度開かれている国際的なコンクール。
三浦さんは、出場者35人の中かの最終選考6人に残りました。
そして、
チャイコフスキーのバイオリン協奏曲を演奏して優勝。
その演奏技術が高い評価を受けたようです。
同時に、聴衆賞、音楽評論家賞も受賞した三浦さんは、
「確かな技術と、印象的なヴィルトゥオーゾ性あふれる心温まる演奏は、国際審査員や音楽評論家の評価を得るにとどまらず、聴衆の心をもつかんだ」
と地元紙で絶賛されるだけでなく、
The Strad誌でもこのように記されるほど。
「驚くべきその演奏はハノーファー国際コンクールのすべてを吸い取った」
ハノーバー国際コンクールは1991年に始まった
比較的新しいコンクールですが、
最難関のひとつとされ、日本人が優勝したのは、
1997年の神谷美千子さん以来
三浦さんが2回目、しかも最年少という快挙でした。
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バイオリン一家+プロの手ほどき
三浦さんは東京都出身。
両親ともにヴァイオリニストの音楽一家に生まれ、
3歳よりヴァイオリンを始め安田廣務氏に、
6歳から徳永二男氏に師事したそう。
徳永二男さんは、
元NHK交響楽団のコンサートマスター。
連絡を受けた瞬間を振り返って、
「『先生、1位になりました』とうれしそうに話し、飛び上がっている様子がみえるようでした。僕のほうが興奮し、思わず涙ぐんでしまいました」
とのコメントも寄せておられ、深いつながりの中で
その道のプロから指導を受けてこられた様子が伺えます。
そんな三浦さんの才能は、
既に小学生の時から、結果に現れていました。
2003年・2004年、
全日本学生音楽コンクール 東京大会小学校の部第2位。
2006年4月、
ユーディ・メニューイン国際ヴァイオリンコンクール・ジュニア部門第2位。
2009年10月、ハノーファー国際コンクールで史上最年少で優勝。
2009年度第20回出光音楽賞受賞。
三浦さんは、(財)明治安田生命クオリティオブライフ文化財団より
奨学金を得て、ウィーン私立音楽大学に入学。
ザハール・ ブロン、ジャン=ジャック・カントロフ、
チョーリャン・リン、パヴェル・ヴェルニコフ
のもとで研鑽を積まれています。
2011年頃には、
宮崎国際音楽祭、北京でオーケストラ と共演し、
ドイツ・シュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭、
フランス・マントン音楽祭、メニューイン・フェスティバルなどに参加。
また、
ハンブルク北ドイツ放送響、
ウィーン室内管やニュルンベルク響などと共演。
2012年には、
プラハ・フィルとの日本ツアーが好評を博し、
この後もオレゴン響、ブラジル響、
ハンブルク北ドイツ放送響、ミルウォーキー響、
ローザンヌ室内管、読売日響、日本フィルと共演。
さらに、
2013年春にはシュトゥットガルト放送響との日本ツアーも敢行。
2014年のルーブルでのリサイタルでパリ・デビューを
果たすなど、世界を舞台に活躍されています。
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CDデビューも
昨年2015年9月には、メンデルスゾーンやチャイコフスキーの
ヴァイオリン協奏曲等を収録したCDを
エイベックスよりリリースしています。
なお、
使用楽器は、NPO法人イエロー・エンジェルより貸与された
J.B.Guadanini 1753 Ex Kneisel。
つややかで伸びやかな響きと美しい音色が
曲の華やかさを存分に引き出しています。
真田丸のオリジナルサウンドトラックがおさめられたCDも販売されています。
NHK大河ドラマ「真田丸」オリジナル・サウンドトラック 音楽:服部隆之
また、その他のCDもリリースされています。