赤ちゃんがだんだん大きくなってしっかりしてくると、
子乗せ自転車が欲しくなってきますよね?
自転車があると、散歩も、買い物など
ちょっとしたお出かけも断然しやすくなりますし、
赤ちゃんにとっての気分転換にもなります。
ママがワーキングマザーで、
もうすぐ復職、保育所通いが始まる…
という場合は、毎日のマストアイテムになることも。
そこで、今回は、子乗せ自転車ををテーマに
以下のトピックをご紹介します。
子乗せ自転車っていつから使える?
まず、子乗せ自転車を使うには、
赤ちゃんがある程度大きくなっていることが必要です。
子乗せ自転車の定員は?
いわゆる子乗せ自転車の、設計上の乗員は、最大3人です。
子供は、前か後ろに載せて、親が運転する形になります。
運転手(大人1人)+前乗せ(子供1人)+後ろ乗せ(子供1人)
子乗せ自転車、小さいうちは前乗せに!
前乗せでの使用目安は、次のように言われています。
10ヶ月頃~4歳未満/体重15kg以下
小さい子どもは、まず「前乗せ」にするのが無難。
一般的には1歳前後から乗せるようになる方が多いようですが、
状況を見極めながら、その子にとって
ベストなタイミングを、無理のないよう
見計らってあげるのがよいでしょう。
というのも、まだ1歳未満の子供(0歳児)を乗せる場合、
身体も小さいので、スピードを出したり、
でこぼこ道や段差を走った拍子に、
自転車の振動にあわせて揺すられ、
前かごの枠などに顔面を打ち当ててしまうこともあります。
寝てしまうと、首がカックン状態になるので、
態勢が大きく崩れ、ヘルメットをしていても
冷や冷やすることがあるでしょう。
なので、
小さいうちから乗せる場合は、
前かご用のチャイルドシートが最初からついている
子乗せ自転車を選ぶのもよいでしょう。
前かごが子供がすっぽりと収まる形状になっていることが多く、
子供が寝てしまっても、比較的安全に走行できます。
また、子供が大きくなってからは、
そのまま荷物入れとして使うことができます。
ちなみに、
子供を前に乗せるメリットは、
親が運転しながら、子供の様子が見える点。
但し、子供が大きくなって、体重が増えると、
乗せ降ろしが大変になり、自転車の前部分の重みが増して
ハンドル操作も難しくなります。
そのうち、前かごが自体が窮屈になるので、
2~3歳頃から、後ろ乗せタイプに変える方が、実際には多いようです。
子乗せ自転車、後ろ乗せはいつから?
後ろ乗せができるようになるのは、
からだがある程度大きくなってからになります。
一般的には、後ろ乗せの目安は以下のように言われています。
1・2歳頃~6歳未満/体重22kg以下・身長115cm
しかし、個人的な経験を踏まえて考えると、
しっかり自分で椅子のハンドルを持てるようになる、
ということを大前提に、
危険を察知したり、何等かの訴えができるようになる月齢、
最低でも1歳半~2歳頃を目安に考えるのが、
安全上無難かと思います。
子供は、たまに自転車に乗っているうちに
寝てしまうことがあります。
寝入ってしまうと、頭がぐらぐらになり、
手も脱力、乗車時の態勢が大きく崩れます。
後ろ乗せのデメリットは、
運転席から子供の様子がすぐには見えないこと。
あまり小さいうちに無理をして
後ろ乗せにすると、危険な状態に子供が陥っていても
母親は気づくことができず、
うっかりカラダがシートベルトからすり抜けてしまいでもしたら、
とても危険な事態を招く恐れがあります。
なので、
まずは、安全重視で、それぞれの
お子様にあった乗せ方のタイミングを
親がよく見極めてあげることが大切になるかと思います。
子乗せ自転車を選ぶ時のポイント
子乗せ自転車を選ぶ時に安全性とともに
やはり気になるのが値段ではないでしょうか?
電動ありのタイプの子乗せ自転車にするか、
電動なしのタイプにするかで、値段は倍ほどかわってきます。
タイプによって価格は変わりますが、
価格帯の目安としては、
電動ありの子乗せが約10万、電動なしの子乗せが約4~5万です。
電動子乗せのメリットとデメリット
電動自転車の一番のメリットは、運転が楽なこと。
デメリットは、価格が高いことと、電動なしタイプよりも重たいこと。
電池がある時は運転がとても楽ちんですが、電池がなくなると
ひどい目に遭うので、充電は欠かせません。
子乗せ自転車は、自分+子供+自転車(+荷物)の
重量が足された状態になるので、
実際に使う時は、60kg~100kg近くに達することも想定されます。
とにかく重たい!
その上、坂道を走ったり、悪天候の中を走ったり
しなければならないことを、ぜひ考慮に入れて下さい。
子乗せ自転車の電動あり・なし、どう選び分ける?
自転車屋さんから実際に聞いたお話ですが、
傾向としては、お住まいの地勢の形状によって
売れ筋が変わるそうです。
坂道が多い場所、子乗せ2人乗りが想定される場合は、
電動タイプが圧倒的に多く売れるとのこと。
一方、平野部が多く、坂道が少ない地域では
電動なしが支持されることも。
なので、
子乗せ自転車で走るエリアを想像しながら、
坂道がたくさんあるか、走行距離は長いかどうか、
荷物の量は多いか?など、
ライフスタイルに合わせて選ぶとよいでしょう。
子乗せ自転車選びで重要なチェックポイント
子乗せ自転車は、とにかく走行時の重量が
重たいために、きちんと停止できる高性能のブレーキや
強靭なボディが必要になります。
なので、
子供乗せ自転車を選ぶときには、
ぜひ強度や安全性に係る自転車の設計と仕様を
購入前によく確認して下さい。
①大きな両足スタンドがついている。
自転車駐輪時の転倒を防ぎます。
②ハンドルが急旋回するのを防ぐハンドルロック機能がついている。
これは、とても重要です。
特に、子供を前乗せする場合には、駐輪時に
前ハンドルを固定しないと、乗降時不安定になり、
とても倒れやすくなるので、必須と考えて下さい。
③座席ベルトがついていて、子供をしっかりと固定できる
各メーカーによっても使い勝手が違います。
購入前に、近くの自転車屋さんで実車を確認し、
とめ具合、外し具合を確かめておくと安心です。
④足の巻き込みを防止するためのステップやフットレストがついている
最近のモデルは樹脂製でしっかりしたタイプに改善されていますが、
かつて、古いタイプの時に、軸が折れて
事故が起きた過去がありますので、併せてチェックしておきましょう。
⑤「BAAマーク」や「SGマーク」がついている
これらのマークは、
自転車協会が定めた自転車安全基準を満たしている(「BAAマーク」)、
製品安全協会が定めたSG基準に適合する製品である(「SGマーク」)
ことの証で、安全性が高い製品であることの
ひとつの基準となっています。
以上、価格だけにまどわされることのないよう、
①~⑤の観点をふまえ、
また、ライフスタイルに合わせた選び方を
意識されてみてはいかがでしょうか。